8月31日は語呂合わせで「8（や）」「31（さい）」の日とされ、日本記念日協会に登録されている。全国青果物商業協同組合連合会など9団体が共同で制定し、毎年、記念日前後にはスーパー店頭でもPOPが貼られ野菜摂取を促す。
▼8月は年間で最も野菜摂取量が低い月。今年は史上最速の梅雨明けと記録的な猛暑が重なり野菜生育への影響が懸念されており、栽培環境も順調ではない。厚労省は1日350gの野菜摂取を推奨しているが、実際の平均摂取量はここ10年、約290gで変わっていない。生活習慣病予防やコロナ禍の免疫力を高めるために欠かせないことは理解されているが、積極的に摂っている人は少ない。
▼野菜と言えば野菜サラダのイメージが強いが、すべてを生野菜で摂るのは難しい。見た目のイメージとは異なるが、ゆでたり煮込んでも野菜には変わりない。
▼一方、簡単にできるみそ汁が、野菜摂取に最も向いていることは意外に知られていない。野菜をたっぷり入れた具だくさんみそ汁なら申し分ない。主食やたんぱく質と一緒に食べられ、栄養のバランスも保てる万能メニューと言える。
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