自販機でさらなる節電 コカ・コーラボトラーズジャパン

 コカ・コーラボトラーズジャパンは1日から、東京電力管内で展開する屋外の一部自販機で商品ディスプレイ部の蛍光灯の間引き点灯を実施している。

 経済産業省が6月26日に発令した東京電力管内における「電力需給逼迫注意報」を受けた措置。

 コカ・コーラシステムは、これまでも省エネ型の自販機「ピークシフト自販機」の導入や屋内自販機の24時間消灯の推進・LED照明の採用など積極的な節電対策を行ってきたが、この度の電力逼迫の状況を受け、商品ディスプレイ部の蛍光灯を間引点灯して、さらなる節電に取り組む。

 なお「ピークシフト自販機」は、7時から23時までの最長16時間、冷却用電力をゼロにすることで日中の消費電力を最大95%削減しながら、24時間、冷たい商品を提供できる省エネ型自販機。
 従来機で採用されていた発砲ウレタンの10分の1の厚さで10倍の断熱性能を誇る真空断熱材を使用し、自販機の外形寸法や商品の収容本数を変えることなく断熱性を向上させている。
 また、従来機では収容商品の一部を冷却する「ゾーン冷却」を採用していたが、「ピークシフト自販機」では全てを冷却する「全体」冷却を採用し、自販機内の商品を蓄冷剤として使用することで冷却効果を高めることに成功している。