えっ、これがかんぴょう!? 自由すぎる作品が集結 レシピコンテスト初開催

かんぴょうを使ったアイデアレシピコンテストが初開催された。国内でもほぼ唯一生産を続ける栃木県の産地では、昨年来のコロナ禍で「栃木の干瓢まつり」をはじめとした恒例イベントが相次ぎ中止に。消費宣伝の場がなくなることに危機感を覚えた地元問屋の若手らが中心となり、コンテストを企画。SNSなどを通じ、かんぴょうを使ったレシピを募集したところ、6月からの3か月間で当初想定の3倍となる1千500あまりの作品が寄せられた。

6日には書類審査をパスした10作品について、道の駅「ゆうがおパーク」(栃木県下野市)で試食による最終審査を実施した。

地元以外の人にとっては寿司以外のイメージがわかないかんぴょうだが、集まったレシピは和洋中はもとよりエスニック風からおつまみ、デザート、アイスクリームまで既存の枠にとらわれない作品ばかり。自由奔放すぎる作品の数々に、10品にまで絞り込むのもひと苦労だったという。

審査結果を発表する伊澤茂理事長㊧(栃木県干瓢商業協同組合)
審査結果を発表する伊澤茂理事長㊧(栃木県干瓢商業協同組合)

厳正な審査を経て、見事グランプリに輝いたのは「かんぴょうdeローズパイ」(「らうちゃんママ」さん作)。同じく栃木名産のイチゴと組み合わせ、かんぴょうの食感を生かして焼き上げたパイ。バラをイメージした見た目も華やかだ。試食した栃木県干瓢商業協同組合の伊澤茂理事長も「かんぴょうの主張があるのがいいね」と太鼓判を押した。

締めくくりにあいさつした同組合の毛塚安彦専務理事は「今回よかったのは、初めてかんぴょうを使って調理したという方が多かったこと。作ってみたら、お子さんから『かんぴょうっておいしいね』『柔らかくて食べやすい』と好評だったので、リピートで作っているという声も。毎年は難しいかもしれないが、行政の力もお借りしながら定期的にできることを願っている」と表明。

その上で「国産かんぴょうは厳しい生産状況だが、せっかくこれだけ注目されるのだから、全国でも100%近い生産量を誇る栃木県がこれを絶やすことのないよう生産振興にも力を入れていきたい」と語った。

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https://kanpyo.jp/contest/2021-screening/

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