「ヤクルト」類好調 3月販売数量2ケタ増

ヤクルト本社の3月度乳製品販売数量(1日当たりの本数ベース)は前年比9%増となり、2月(2.6%増)と比べ大幅な伸びとなった。

内訳はヤクルト類11.5%増、はっ酵乳類1.2%増。ヤクルト類では、店頭向け「Newヤクルト」類が13.4%増、宅配専用「ヤクルト400」類3%増、その他「ヤクルト」類147.1%増。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、乳酸菌と免疫力への関心が高まっているが、同社では「『ヤクルト』類への期待の高まりが飲用増につながったものと考えている」としている。

10本パックを中心に、店頭向け「Newヤクルト」類が好調に推移したほか、「1日14万本という販売目標をはるかに上回る」(同社)という期待の大型商品「Yakult(ヤクルト)1000」の寄与などにより、その他「ヤクルト」類も大幅増。はっ酵乳類は「ジョア」0.3%減、「ミルミル」類1.9%増、「ソフール」類1.3%減、その他18%増など。

主力の「ヤクルト」類、特に10本パックの需要が急増しているが、「学校の休校や在宅勤務の増加などにより、家族全員で自宅で飲まれるケースが増えているのではないか」(同)と分析している。