4.7 C
Tokyo
6 C
Osaka
2025 / 12 / 27 土曜日
ログイン
English
業務用食べられるストロー開発 外食向け、脱プラ対応で ブルボン

食べられるストロー開発 外食向け、脱プラ対応で ブルボン

海洋汚染などの環境問題を背景に、昨秋以降、外食を中心に脱プラスチックの動きが広がっている。外食大手では、従来利用者に提供してきたプラスチックストローを、紙製や竹製、バイオマスプラスチックを配合した製品に切り替えるなどで対応している。

このような中で、ブルボン(新潟県柏崎市、吉田康社長)は21日から、食べられるストロー「コロネクッキー」を発売、業務用ルートでの供給をスタートした。

同商品は自社商品のスティッククッキー「チュエル」をベースに考案したもの。「チュエル」は市販向けで販売後、現在は業務用で販売している商品だが、クッキー生地を巻き上げた中空の形状が特徴。

同社では2年前、国内で脱プラ問題が話題になって以降、「企業としての挑戦」と位置付けて新商品開発に取り掛かり、ストローとしての機能を持たせる成型方法や、生地の成型と耐水性を均一化させる仕上げ製法を確立し、完成させた。「チュエル」製造ラインを活用して生産が見込める予定で、今後、量産化も視野に入れている。

ストローの機能を保持する「コロネクッキー」は、直径12~13mm(内径8~9mm)、長さ200mm。プラスチック製品比では耐水性で劣るものの、シェイクやスムージータイプなどのコールドドリンクで使用できるほか、トッピング用クッキーとしても楽しめるという。

同社総務推進部広報グループでは「今回はメニューの邪魔をしないプレーンタイプで発売したが、今後、長さや彩色でもバラエティ化していく」方針。首都圏のカフェ等での採用が既に決まっている模様で、今後拡販に注力する構えだ。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。