地元・兵庫産原料の惣菜 直営店で販売会 マルヤナギ小倉屋

マルヤナギ小倉屋は、地元・兵庫県の有機や無農薬栽培農産物を使った惣菜の展開に力を入れている。このほど、神戸市の本社1階にある直営店「誠味屋本店」で販売会を行った。

神戸市産のスナップエンドウと但馬どりを使った和風ゼリー寄せ、篠山産水菜のサラダや姫路産プチトマトのサラダなど4品を各198円(税別)で販売。無農薬・無化学肥料や有機栽培の野菜を原料に、化学調味料と保存料は使わず店舗併設の工房で約160個を製造した。

店頭では生産者の顔写真を入れたPOPとともに並べ、「顔の見えるお惣菜」として商品開発担当の山崎希さんらが商品をアピール。山崎さんは「生産者の方々と会って話をし、この野菜のおいしさをもっと知ってもらうためにわれわれができることは何かと考えた。この活動を通し、無農薬や有機栽培の農業を応援していきたい」と話していた。

柳本一郎社長は「メーカーとして今後、原料にまでコミットする取り組みがより重要になる。その一環として地元の野菜に注目した。特に有機や無農薬栽培の原料を使うことは、健康志向にもつながる。新たなチャレンジとして、力を入れていきたい」と意気込んでいる。