「悪魔のしびれ」召喚 「マー活」の新マストアイテムに ヤマミ醸造

愛知県半田市の醸造メーカー・ヤマミ醸造は1日から、新商品の辛味調味料「悪魔のしびれ」(市販用200ml 税別500円、業務用1l)を発売した。同社はたまり、醤油を軸に各種調味液を手掛けているが、PB・OEM受注が主体。NBについては、かねてから業務用、市販用の双方で積極化していく意向を示していた。業務用では昨年来、ドレッシングや焼肉のたれなどのNB商品を投入済みだが、今回は市販用・業務用のダブル展開で新たな販路開拓を狙う。

新商品「悪魔のしびれ」は、しびれるような辛さに魅了され、「マー活」という言葉も生まれるほどここ数年ブームとなっている中国原産の香辛料「花椒(花山椒)」に注目。開発に取り組んだもの。

柑橘系の香りが特徴の「金の太陽 花椒」を使用。最初に唐辛子の辛さが、続いて花椒の“しびれ=麻(マー)”がついてくる。

麻婆豆腐や焼肉、鍋などに少量加えるだけで劇的に味変。「タバスコや七味のようなちょい足し感覚で使ってほしい」(開発部)という。

ラベルデザインは、ポップで可愛い悪魔の図柄を採用。一度使うと悪魔に憑かれたようにやみつきになる味わいと、たまりの旨みを掛け合わせた“闇憑きの旨しび”をキャッチコピーに据えた。「マー活」の新マストアイテムとして、ファン獲得を目指す。