10.1 C
Tokyo
9.7 C
Osaka
2025 / 12 / 22 月曜日
ログイン
English
飲料系酒類地域とつながるビール造り SVBがクラフト新シリーズ第1弾

地域とつながるビール造り SVBがクラフト新シリーズ第1弾

キリンビール傘下でクラフトビール事業を展開するスプリングバレーブルワリー(SVB)は、「FARM to SVB」シリーズ第1弾となるフルーツビールタイプ「広島県因島産はっさく」(ALC4%、酒税法上は発泡酒)を5日から東京・代官山のSVB東京で、数量限定で提供を開始した。

「FARM to SVB」は地域と東京のSVBをつなぐ取り組みのこと。SVBは今後のキーワードとして「多様性」「社会性」「地域」を掲げており、今年は「SOCIAL BREWERY」としての取り組みに注力。日本産ホップのブランド化、京都産原料100%ビールプロジェクト、新しい飲用スタイルの提案と共に各地と連携したビールづくりに取り組んでいる。

醸造家らが現地を訪れて見聞し、その素材を使ったビールの開発に生かす。島村宏子社長はこのようなやり方を「今後の新しいビール開発の、一つの手法」といい、研究を続けたいとする。

昨年のコラボ案件が契機で広島県産のはっさくを使うことになった。麦芽の甘味を残すことではっさくの苦みや酸味とのバランスを取っており「全体としてまとまりのある味になった」(古川淳一ヘッドブリュワー)という。

3日に開かれたシリーズ第1弾発表会に登壇した広島県の三田利江子東京事務所長は「このビールを飲んで、広島に行ってみたいと思う方が生まれれば有り難い」と期待を込める。また、はっさくを提供した因島青果の新藤元紀社長は「一番良いもので一番良いものを造ろう」との想いで「きれいなはっさくを選んだ」と話す。製造は900ℓほど。1か月程度の販売を見込んでいる。

「FARM to SVB」では7月、9月、11月にも新商品を展開予定。島村社長は「あっと驚く素材で作ることも画策中」と話している。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。