DM三井製糖は9月10日、高齢者向け宅配弁当「宅配クック123」を手掛けるシニアライフクリエイト(以下SLC)を買収すると発表した。買収価格は未公表。9月末にSLCの全株式を取得し、グループの成長領域と位置付けるライフ・エナジー事業の拡大を図る。
SLCは「宅配クック123」など全国に約350のFC店舗網を持つ。在宅高齢者向けの宅配弁当事業のほか、高齢者施設向け食材卸事業「特助くん」を展開。約1300の病院・高齢者介護施設など、在宅高齢者から高齢者施設まで幅広い顧客層を有する。
一方、DM三井製糖は中期経営計画の中で、基幹事業である砂糖事業の収益力強化とともに、「スポーツニュートリション」「シニアニュートリション」を軸とするライフ・エナジー事業に経営資源を戦略的に再配分する方針を打ち出す。M&Aや事業提携など、商材・技術開発、販路拡大に向けた戦略投資を進めている。
中でも「シニアニュートリション」は、健康寿命の延伸やADL(日常生活動作)の維持など今後一層のニーズの高まりが見込まれる成長領域と位置づける。
DM三井製糖グループ子会社のニュートリーでは、介護施設・病院等を中心に栄養療法食品や嚥下障害対応食品事業を展開している。今回の買収を通じ、SLCが持つ顧客・販売チャネルや商品供給基盤とのシナジーを活用し、病院や介護福祉施設など多様なニーズに答える商品・サービスの開発を推進する考えだ。
SLCの2026年2月期の売上高は157億円。DM三井製糖の2023年3月期連結業績に与える影響は現在精査中としている。
