三和酒類が大分県農林水産研究指導センターと共同開発した新たな醸造用ブドウ品種となる「クリィーノ」「ニヨンティーミ」「エラシーノ」「カミノワール」「アティーノ」「ネオノワール」の6品種が5月18日付で農林水産省に登録された。そこで8月17日に大分県庁を表敬訪問し、品種登録の報告会を行った。
今回登録された6品種は全て赤ワイン用の黒ブドウで母親・父親品種のいずれかに大分県宇佐市内で採取したエビヅル(ブドウ科のつる性落葉木本)を用いている。また6品種のネーミングは大分の方言やエビヅルの採取地にちなんで「クリィーノ」(「黒いもの」)、「ニヨンティーミ」「においを嗅いでみて」を意味する「によちみ」)、「エラシーノ」(えらしい=かわいらしい・愛らしい)、「カミノワール」(宇佐神宮の神という言葉とブドウ品種「ノワール(黒)」を組み合わせた造語)、「アティーノ」(安心院地域の「暑いね」)、「ネオノワール」(新たな黒)とした。

三和酒類の西和紀社長は「個性豊かな醸造用ブドウの品種登録が叶い、長年寄り添っていただいた大分県様やエビヅルの採取にご協力いただいた宇佐市の皆様方に感謝申し上げたい。これらの品種が大分のワイン文化の発展や日本ワインのさらなる価値向上につながることを期待している。今後も醸造試験と評価を重ねながら各品種の魅力を最大限に引き出したワインづくりに取り組んでいく」とコメントしている。
