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エア・ウォーター 経営体制刷新、再スタートへ グループ各社の強みを分析中

 エア・ウォーターは、昨年発覚した不適切会計(損失の先送り等)などにより延期していた26年3月期決算を7月31日に大阪市内で発表した。

 今年5月に社外取締役から社内の代表取締役社長に就任した千歳喜弘氏が会見し「今回の決算は、新たなステージ・経営体制で臨む再スタートのポイントと位置付け、信頼回復を図っていく」とした。また、事業ポートフォリオ見直しに着手しており、現在はグループ約260社に対して「1社1社強みを分析している」とし、同グループでその強みを生かせないものは「撤退する」と示した。

 新経営体制では、社内取締役を4人から3人とし、社外取締役は1人増の5人とし、監督・牽制機能強化を図った。また、5月1日に指定された特別注意銘柄の解除に向け同日に改善計画等の報告書を提出し、27年での解除を目指していく。

 26年3月期決算は、売上高は5.3%増の1兆668億円と堅調だが、営業利益は372億円の損失。ただ、一連の問題に伴う将来計画の見直しによる負ののれん等の一時発生した減損等の損失が1117億円(非経常要因)あり、それを除くと745億円と「堅調に推移」と評価した。事業は主力の国内産業ガスを中心に順調に推移した。

 うち、アグリ&フーズ事業は、売上収益は前期比2.2%増の1530億円、営業利益は26.5%減の37億円。ただ、非経常要因を除いた事業利益は9.2%増の71億円。ハムデリカ価格施策や青果小売拠点合理化などがプラスに寄与した。

 27年3月期は、売上高は6.9%増の1兆1400億円、営業利益は480億円で、同様にその内訳は、非経常要因が284億円の損失に縮小し、実際の事業利益は764億円を見込む。また、株主配当は未定とした。

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