飲料系飲料サントリー、飲料の新価値創...

サントリー、飲料の新価値創造に本腰 「アイデア1つでヒットする時代ではなくなった」成熟化市場へ何度でも挑戦を繰り返す

 サントリービバレッジ&フードは、飲料の新価値創造に本腰を入れる。

 日本を含め世界的な嗜好の変化のスピードが加速していることが背景。

 6月、取材に応じたサントリービバレッジ&フードの木村穣介社長は、国内の飲料市場について「だいぶ成熟化しており、アイデア1つで新商品がヒットする時代ではなくなった。飲料屋だけでは考えつかないことにもどんどんトライしていく。他の業界から新たに見えてくるものにも期待している」と語る。

 昨年4月、目まぐるしい変化を複眼的に捉えて、従来の事業基盤では到達できない活動を迅速に推進する専門部署・新価値創造部を新設。
 今春、新価値創造部が中心となって立案した方針に基づき、タイと日本でそれぞれ新商品が発売された。

 タイで3月に新発売したハイドレーションの「SUNTORY Hy! WATER LOCK」は、日本の「GREEN DA・KA・RA」の知見を取り入れて開発された。開発にあたっては、オフィスワーカーが強冷房の室内で長時間過ごしていることに着目した。

 一方、日本では新シリーズ「飲むサプリ」の第一弾商品として「ロコモアWATER」と「セサミン1000」を4月14日に新発売した。

 これらの新商品について「飲料の世界で、いきなり100点を出すというのは絶対になく、まず筋の良さを見極めて、全くダメであったら再チャレンジはしないが、いいところがあればそれをしっかり抽出して何度でも挑戦を繰り返す」と述べる。

 サントリーグループ全体での新規事業のアプローチは、事業会社と持株会社に大別される。

 「出口が飲料や酒類の場合は事業会社が担当し、既存の事業基盤を一度忘れてサントリーのパーパスに応じたものはサントリーホールディングスの未来事業開発部が無から有を生み出す」と説明する。

 事業会社発の新規事業は、サントリービバレッジ&フードの新価値創造部と酒類を手掛けるサントリーの未来創造本部未来開発部が担当している。(つづく)

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