キリンビバレッジは、「世界のKitchenから」ブランドでのおいしい熱中症対策に自信をのぞかせる。
今夏は基幹品の「ソルティライチ」(500mlPET)を中心に、昨年も好評だった「ライムソルト」と今年の新商品「ソルティライチソーダ」の3品で熱中症対策ニーズに応えていく。

新メッセージ「みんないい顔。夏まかせて。」について、髙瀬友紀マーケティング部ブランド担当主任は「酷暑の環境下でも、ソルティライチを飲んでいただき、少しでも夏のくらしを前向きに楽しめるように、お客様の笑顔を作る後押しをしていきたいという思いを込めた。『ソルティライチ』1品だけでなく、3品揃えることでブランドとしても『みんないい顔』になっている」と説明する。
市場に熱中症対策規格の飲料が増えるなか、「ソルティライチ」は日常的に飲めるおいしさを強みとする。
「汗をかいた時だけでなく、日常生活の中で義務感なく飲んで熱中症対策を継続できる。お客様からもおいしさを評価されるお声を多くいただいていきた。世界各地に直接取材して得た知恵を活かしているという、唯一無二の世界観や信頼感もご支持いただいている」と笑顔を見せる。
数量限定商品の「ライムソルト」は、昨年の想定以上の人気を受け4月に再発売。
「昨年は5月に発売したところ、6月中旬から下旬には一部で終売しなければいけなくなってしまった。今年は夏の間楽しんでいただけるように昨年以上の十分な量をご用意した」と述べる。
昨年の好調は、猛暑の後押しのほか、ブランドのファンからの注目も大きかったという。
「発売直後は暑さ対策というよりも、久しぶりの新商品としてファンの方が喜ばれ、飲んだことを自らSNSなどに投稿していただけた。それをきっかけに、これまで飲んだことがなかった方も手に取っていただけたのではないか」とみる。
以前発売した「ソルティライム」の味が好きだったユーザーや、「ソルティライチ」は少し甘いと感じていたユーザーがリピーターとなり、ブランド全体でも裾野が広がったという。

今年は同じく数量限定で「ソルティライチソーダ」も6月23日から新発売し、バラエティ性を強化。
「お好みやシーンに合わせて飲んでいただきたい」と言う。
夏場に向けての施策では、今年は5月から前倒しして熱中症対策の啓発活動を開始。
キリンビバレッジの熱中症対策活動や、同社が賛同する「熱中症予防声かけプロジェクト」と連携しての活動の中で、水分・塩分の補給を呼び掛ける。
今年で3年目となる自治体向けのクーリングシェルター応援施策では、「ソルティライチ」(500mlPET)を提供。今年は43都道府県の46の自治体に、5月18日から順次配布している。
「熱中症予防声かけプロジェクト」が主体となって6月26日と27日に行う新施策「ひと涼み応援キッチンカー」もサポート。
昨年、関東で40℃以上の気温を記録した地域として、府中駅前で暑さ対策グッズなどと「ソルティライチ」(500mlPET)を提供する。
「より地域のお客様に近いところで、キリンの熱中症対策として啓発する。熱中症対策の啓発は直接的な売り上げだけではなく、『ソルティライチ』は夏においしい、やさしいというイメージの形成や信頼感につながっている」と述べる。
現在は生活導線上でのコミュニケーションとして、店頭での広告掲示のほか、天気アプリや検索サイトなどにデジタル広告を掲出予定。
最盛期の7月には、夏の楽しさを伝えるブランド単体でのサンプリングイベントを東京都内で開催予定となっている。
ブランド全体の2025年の販売数量は、前年比約1割増で着地。
昨年8月は猛暑による外出控えの影響を受けたものの、7月までは「ソルティライチ」が好調に推移したという。
加えて「ライムソルト」の増分とともに、冷凍しても楽しめる「ソルティライチパウチ」もブランドの好調に寄与。
「『ソルティライチパウチ』は凍らせて保冷剤代わりにお弁当と持ち運んだり、お子様のおやつ代わりにしたり、部活動やフェスなどで楽しまれたりと幅広いシーンで使われたようだ。まとめ買いも多く、回転がとても良かった」と振り返る。
「ソルティライチベース」も昨年は数量ベースで前年比約1割増で着地した。
「暑さで水分だけでなく塩分補給への意識が高まったほか、節約志向やおうち需要で伸長した。まだ規模は小さいものの、コア層に繰り返し購入していただけている」と説明する。
今年は前年以上の好調を目標に掲げる。
直近の2026年1ー4月の販売数量は、期間限定・自販機限定の新商品「とろとろ桃のフルーニュ」の好調もあり前年同期比プラスで推移。5月からはコンビニチャネルに「ソルティライチ」が再導入となり、好調に回転しているという。
スポーツ・機能系飲料市場については、昨年は夏の猛暑による外出控えがあり、やや落ち込んだとみる。
「異常な暑さによる影響が市場にみられた。スポーツドリンクよりも日常的な熱中症対策飲料が伸長したのではないか。スポーツドリンクであっても、冷凍の飲料やアイススラリー、パウチなどはしっかり伸びた」との見方を示す。
今年の市場については、「猛暑でお客様の熱中症に対する危機意識が高まっており、日常で楽しめる商品数が増えていることもあって伸びていくのではないか。糖を控える意識も高まっているため、よりスッキリしたものや、塩分以外に栄養も摂れる飲料、深部を冷却できるような飲料が伸長する」と推測する。

