飲料系飲料サントリー、自販機でオリジ...
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サントリー、自販機でオリジナルグッズの販売拡大 2028年に売上100億円以上計画 「推し活」需要のさらなる高まり見込む

 サントリービバレッジ&フードは、「推し活」需要のさらなる高まりを見込み、自販機でオリジナルグッズを販売する「TAG-LIVE!」サービスを拡大する。

 戦略企画本部課長兼事業推進本部新価値創造部課長の高橋大樹氏は「『TAG-LIVE!』サービス全体で、2026年は前年比3倍の数十億円規模、28年には100億円以上の売上を目標とし、将来的には当社の新たな自販機事業の柱にしたい」と意欲をのぞかせる。

サントリービバレッジ&フードの高橋大樹氏
サントリービバレッジ&フードの高橋大樹氏

 同社は2023年から、専用のラベルシステムによって様々なコンテンツのオリジナルラベルの飲料を販売できるサービス「TAG-LIVE!LABEL」を展開している。

 今年は「TAG-LIVE!CARD」と「TAG-LIVE!MART」の新サービスを開始するとともに、「TAG-LIVE!LABEL」を進化させる。

アクリルカードの使用例
アクリルカードの使用例

 「TAG-LIVE!CARD」は、アクリルカードをその場で印刷して販売する自販機型サービス。同社調べによると、同サービスは日本初となる。
 アーティストの誕生日などイベントに合わせたデザインのアクリルカードを、ファンの熱量が高まった瞬間を捉えて専用自販機で販売することができる。

 「例えば誕生日記念のグッズを販売しても、受注生産でファンに届くのは3カ月後だったりする。当日に販売する場合、その日以降にはファンの熱量が冷めてしまう可能性があり高い在庫リスクを抱えなくてはならない。『TAG-LIVE!CARD』はすぐに販売でき、在庫リスクもゼロ。鮮度の短いイベントや、小さな機会も捉えてグッズ化できる」と述べる。

 支払いはクレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応しており、印刷は1分ほどで完了する。

 サービスの第一弾では、アニメ「BanG Dream! It’s MyGO!!!!!」とのコラボレーションを実施。

 同アニメに登場したガールズバンド「MyGO!!!!!」のライブ開催に合わせ、キービジュアルを用いたオリジナルアクリルカードを、全国9施設14台の自販機で7月11日から販売する。

アクリルカードの自販機
アクリルカードの自販機

 専用自販機は、商業施設内など集客が見込める場所に順次展開し、2027年中に250台の設置を目標とする。

 「TAG-LIVE!MART」は、アクリルスタンドや缶バッジといった公式グッズを、全国にある同社の自販機で販売するサービス。

 「版元さまとのやり取りの中で、グッズを販売するポップアップストアは主要都市に限られてしまうというお声をいただいていた。オンラインストアは全国に届けられるが、配送までの時間や配送料がかかる。このサービスでこれらの課題を解決できる」と説明する。

 6月30日からは、スマホゲーム「学園アイドルマスター」のグッズを全国10施設の自販機で販売する。

 「TAG-LIVE!MART」専用自販機は2、3年のうちに100施設での設置を目標とする。

 「自販機の構造上、一定の重さが無いと取り出し口まで落ちてこないといった仕組みがある。最初のローンチでは、しっかりとした包材を活用し飲料と同じような重量にしている。中期的には飲料と規格が違っても対応できる機材を開発して広げていきたい」という。

 既存サービスの「TAG-LIVE!LABEL」では、新たに「推しボイス自販機」を開始。ボタンを押すと声や音楽が再生され、よりライブ感のある体験を創造する。

 6月17日からは2.5次元アイドルグループ「すとぷり」の「推しボイス自販機」を全国の商業施設100カ所で展開する。

 「TAG-LIVE!LABEL」は現在、通常の自販機5000カ所と専用の自販機400カ所で展開。専用の自販機は2~3年のうちに全国1000カ所での展開を目指す。コラボレーションするコンテンツも、現在は毎月15~20種ほどだが2027年には毎月30種ほどを目指す。

 いずれのサービスもサントリービバレッジソリューションがオペレーションを担い、印刷前のアクリルカードやグッズの補充を行う。

 「サントリーの持つケーパビリティを最大限に活かしている。逆に我々でないと、全国津々浦々に物を届けるのは難しいと考えている」と語る。

 飲料事業への間接的なメリットも見込んでいる。

 「飲料でも、止渇だけでなく体験的な消費が増えており、今後はIPコンテンツと組みながらお客様にさらに色々な体験価値を提供していく可能性がある。『TAG-LIVE!』事業で版元さまと直接取引をすることで、コンテンツとの関係をより深く強化できるのはゆくゆくプラスになるのではないか」と期待を寄せる。

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