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東京都漬物事業協同組合が総会 適正価格実現へ理解醸成 東京の漬物文化発信も強化

 東京都漬物事業協同組合は5月28日、都内で通常総会を開催し、令和7年度事業報告・決算、令和8年度事業計画・収支予算など全議案を原案通り承認した。

 関口悟理事長(関口漬物食品社長)はあいさつで、中東情勢の緊迫化に伴う包装資材価格の上昇に言及。「イラン情勢の影響でホルムズ海峡の通航問題も取り沙汰されており、業界にも何らかの影響が出ている」と述べ、自社でも発泡スチロールなど包装資材価格が上昇している現状を説明した。

 一方で、コロナ禍を経てオンライン会議や商談が定着し、業界内のコミュニケーションの在り方が変化したと指摘。全日本漬物協同組合連合会の会議でもオンラインを活用する機会が増えたとした。

 価格改定については、「以前は値上げの話をすると取引そのものに影響することもあったが、現在は比較的理解を得られるようになった」と振り返り、「賃金上昇や原料高、包装資材高騰が続く中では、正確な情報を伝えながら理解を得ていくことが重要」と強調した。

 また、人口減少が進む中で、2050年には人口1億人を下回るとの見方を示し、「価値ある商品を作り続けることが大切だ」と述べた。商品内容や味付け、デザインなどを見直しながら、新たな価値提案に取り組む必要性を訴えた。

 組合活動については、昨年度に10数年ぶりとなる函館での研修会を開催したことを報告。今年度は鹿児島での研修を計画しており、「情報交換を通じて誇りある漬物業界の経営を考えていきたい」と参加を呼びかけた。

新デザインの法被を披露
新デザインの法被を披露

 令和7年度事業では、食品衛生講習会や漬物研究会、外国人技能実習評価試験への協力、災害救援物資保管事業、組合まつりへの出展などを実施。函館での研修会や新年交流会なども開催した。

 令和8年度は、教育情報事業や福利厚生事業、漬物PR事業、災害支援協力事業を継続するほか、需要拡大に向けた情報発信や東京ブランド事業を推進する方針。また、全漬連が実施する漬物グランプリや漬物製造管理士制度、外国人技能実習評価試験などへの協力も進める。

 このほか、東京の漬物文化を発信するため、新たな法被を制作。東京の名所などをデザインに取り入れた2種類の法被をイベントなどで活用し、東京からの発信を強化する。

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