パックごはんメーカーで構成する全国包装米飯協会は5月21日、都内で今期の通常総会を開催した。
あいさつした会長の佐藤元氏(サトウ食品社長)は一昨年からの急激な米価高騰に触れ「原料があれだけ高くなったので、それに伴う(パックごはんの)値上げも各社で行われた。当社の事情で言えば、売上げは2ケタ増、物量は2ケタ減。それが業界の流れになっている」と説明。
また今後は米価が軟化に向かうとの見通しを示し「加工食品であるパックごはんは、コメのようにどーんと(価格を)上げたり下げたりは基本的にできない。それぞれのメーカーのお考えで販売されることになる」との見方を表明。
そのうえで「お願いしたいのは、良いものを間違いなく作っていこうということ。パックごはんは使って便利なのはもちろん『これならわが家の食卓に出してもいい』とご支持をいただいたからこそ、業界はこれだけ拡大した。家庭で炊飯の機会が減るなかパックごはんは今後も増えていくだろうが、おいしくなかったら消費者にはそっぽを向かれる。一致団結しておいしいものを提供することで業界を盛り上げていきたい」と呼びかけた。
同協会によれば、加盟企業の昨年の合計生産量は前年比92.3%。コメ不足が騒がれた24年の特需の反動から減少したものの、依然として堅調な需要が見込まれるという。
協会では今年もWEBサイトなどを通じて国内外への情報発信を行う方針。新生活を始める人や大学生に向けた啓発事業を実施するほか、輸出も増えるなかで海外需要拡大へ訪日客向けのアピールにも力を入れる計画だ。



