サントリーは、同社で「最も歴史ある工場」(1919年建設)とする大阪工場で、25年6月に新設した「スピリッツ・リキュール工房」の見学ツアーを5月8日から一般公開する。ツアーでは、日本に洋酒文化を切り拓いた創業者・鳥井信治郎氏の思いや、現在の同工場主力製品でジャパニーズクラフトジン「ROKU〈六〉」の魅力などを発信していく。
ツアー名称は「サントリー大阪工場 スピリッツ・リキュール工房ツアー」。サントリーの洋酒づくりの歴史とROKUの製造工程見学や、特別な原料酒の試飲、ものづくりのこだわりを体感でき、参加費は「ROKU200㎖」付で税込3000円。1日当たり、1回20人を2回実施し、初年度来場者目標数は5000人。4月9日から予約を受け付けている。
同社は、同工房を「モノづくりの魅力をしっかりお客様に伝える場」(矢野哲次大阪工場長)とするため65億円を投資。内訳は「つくる」では55億円を投資し、生産能力を2・6倍に拡大した他、本機の10分の1サイズの試作機も揃え、技術の伝承も図る。
また、「伝える」として見学できる同工房に10億円を投じ、同工場の主力生産品であるROKUや、ジン「翠(SUI)」、リキュール「KANADE〈奏〉」などに使用されている原材料の現物で香りなどを確認できる他、実際に生産している浸漬タンクや蒸溜釜が見学できる。
特にROKUに使用されている原材料には、一般的なジンの原材料の他、日本ならではの6種の植物(桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子)を旬の時期に収穫して使用しており、製造工程見学後のクリエイションルームでは、普段味わうことができないROKUの原料酒テイスティングも体感できる。



