日本ハムと全国農業協同組合連合会(JA全農)は、段ボール資源を共同で再利用する。リサイクル手法は限定されたサプライチェーン内で再利用する「ダブル・クローズド・ループ・リサイクル」で、このほど始動した。
両者は、持続可能な国内畜産業の追求を目的に、24年7月に事業連携協定を締結し、「JA全農・日本ハム 共創プロジェクト」を始動させている。
今回の循環型リサイクル共創モデルは、両グループから出る畜産・加工食品用の使用済み段ボールを回収し、再び同じ用途の段ボール原料に戻して両者流通段階で再利用するもの。
この取り組みの背景には、古紙を主原料とする段ボールは、国内の古紙資源を活用するリサイクルの仕組みが確立されている重要な包材資材だが、近年はアジア圏を中心に、古紙パルプ製造設備や製紙工場の新設・稼働が相次ぎ、世界的に古紙原料の需要が高まっていることから、日本国内でも古紙輸出の増加による国内古紙資源の減少が懸念されていることがある。
こういったなか、JA全農は、国内古紙循環の仕組み維持を目的に、22年から青果物用段ボールのクローズド・ループ・リサイクルを開始しており、今回はこの仕組みを広げた。
両者は畜産・加工食品用段ボールでの国内古紙循環率100%達成を目標に取り組み、資源循環型産業である畜産酪農業が循環型社会の形成をより一層牽引していくことを目指す。



