日本気象協会 biz tenki
逆光線(コラム)果物にも摂取目標

果物にも摂取目標

 厚生労働省が令和6年から進めている「健康日本21(第三次)」において、1日の野菜摂取目標350gに対して現状では290gと60g不足している。この実態は、食品・飲料メーカーが野菜不足を補う商品開発の背景においてよく使う数字だ。しかし果物にも摂取目標があることはあまり知られていない。1日の果物摂取目標200gに対して現状では約100g程度、約100g不足とされており、目標値の半分にとどまっている。特に若年層の不足が目立っている。

▼果物にはビタミンCやカリウム、食物繊維など各種の栄養素が豊富に含まれ、健康保持・増進、生活習慣病予防など様々な効果が指摘され、抗酸化作用や免疫機能の強化にも役立つとされている。

▼だが、果物はなぜか健康効果が結びつき難い。そこには果物の「糖分=太る」というイメージ、先入観が存在しているためだ。

▼食品にとって最も大事な価値は「おいしい」ということ。この価値は野菜にはない価値であり、捨て難い。野菜原料高騰の中、健康・栄養の宝庫でもある果物の科学的なエビデンスを理解し、そのメリットを見直す時期にきている。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。