逆光線(コラム)“メリハリ消費”の二極化さ...

“メリハリ消費”の二極化さらに

 ジェイアール名古屋タカシマヤによると、今年のバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」の売上高が過去最高の56億円超えを記録したという。近年のカカオ高騰を背景にチョコレート商品の価格は驚くほど上がっているが、そうした中でも24年=41億円以上、25年=49億円以上、そして今年と右肩上がりに数字を伸ばしている。

▼これだけ物価高による節約志向が言われる中でも、こうしたイベントへの出費は厭わないという人々がそれだけいるということだろう。小欄でもたびたび取り上げてきた「メリハリ消費」や「推し活」の最たるものといえる。

▼同店が事前に実施した消費者意識調査でも、チョコにかける予算額を「3万円以上」とする回答は4割を超え、21年の17%から大きく増加。用途も「自分へのご褒美」が圧倒的だった。

▼物価高で日常生活は厳しさを増し、旅行やレジャー、外食などへの支出もためらいがちな昨今だが、「何かを買うために、他の何かを切り詰める」というのも行き過ぎると危うい。個人差はあれ、どこかでバランスをとることが大切だ。

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