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カゴメ 飲料にオレンジ味「ビヨンド」 猛暑へ電子使わない「かけトマ」

 カゴメは、このほど2026年春夏新商品の発表会と試飲・試食の体験会を開催。発表会でマーケティング本部飲料企画部の藤澤昭典部長は、2025年の飲料の市場環境とトピックスは、「有価飲用・嗜好飲料の苦戦、栄養価の高いトマトジュース、豆乳の好調」「野菜飲料全体は前年比96%だが、そのうちトマトジュースは114%」「カゴメトマトジュースは4年連続最高出荷量を更新」「季節限定の『野菜生活100』が好調」などをあげた。

 これらを踏まえ、春夏の取組みにおいて全体戦略では原料の技術を工夫し、『野菜生活100』の野菜使用量を70%から88%まで引き上げ、配合量を上げることでニーズに応える。2年目の「アーモンド・ブリーズ」は、男性ニーズが高いプロテインを発売し、ラインナップを進化。地域生産者とカゴメが連携して開発してきた地産全消の季節限定シリーズにおいて、生活者も巻き込んだ循環型「めぐみめぐる」アクションの始動。オレンジ果汁の市場価格の高値高騰が続く中、オレンジフレーバーを楽しむニーズがあるため、にんじんを使い、オレンジを使わないオレンジ味ジュースを発売する。

「アーモンド・ブリーズ」の試飲コーナー
「アーモンド・ブリーズ」の試飲コーナー

 オレンジ味の「ビヨンド」について藤澤部長は、「オレンジ果汁の市場価格が高騰しているが、オレンジジュースの市場規模は340億円とみられ、オレンジ味好きの層が存在。そこで代替市場規模を約30億円と推定し、ビヨンドはこのあたりを目指す。黄にんじんを使うなど果汁に合わせる野菜選定には苦労した。新しいチャレンジであり、フルーツジュース売場ではおもしろさや楽しさを打ち出す」。

「ビヨンド」試飲コーナー
「ビヨンド」試飲コーナー

 マーケティング本部食品企画部の袴田祥人部長は食品の市場環境とトピックスとして「高騰する米メニュー不調もパスタは拡大」「さっぱり・酸味・彩り志向から夏場のトマトメニューが拡大」「火を使わない調理拡大」「汎用性の高さや安価素材との相性からトマトケチャップが評価」「コスパ食材で作るソースメニューが伸長」をあげた。

 これらを踏まえ春夏の取組みは、トマトケチャップは食材・シーン・世代・メニューに寄り添う万能調味料としての価値を訴求。焼きケチャップ(機能)と描きケチャップ(情緒)の2軸展開。長くて暑い夏は火を使わない調理が増えるため、「サルサ」や「基本のトマトソース」で様々な料理・食材にトマトをかける「かけトマ」を訴求。子どもが好きなデミ味に「かけてカンタンデミソース」を新発売。プラントベースフードにエスニック2品を追加発売。袴田部長は「暑くて長い夏を予想し、調味料メーカーは電子レンジ調理にいかに向き合うかがポイントになる。唐揚げや肉料理、素麺などに『サルサ』や『基本のトマトソース』をかけて調理するメニューを提案する」など語った。

「焼きケチャ」体験コーナー
「焼きケチャ」体験コーナー
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