加工食品製粉中経最終年度来期に控え 各事業の概況、施策説明 日清製粉G本社が記者懇談会
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中経最終年度来期に控え 各事業の概況、施策説明 日清製粉G本社が記者懇談会

 日清製粉グループ本社(瀧原賢ニ社長)は25日、都内のザ・プリンス・パークタワー東京で冬季食糧記者懇談会を開催した。

 当日は山田貴夫・日清製粉社長、岩橋恭彦・日清製粉ウェルナ社長、新井秀夫・オリエンタル酵母工業社長、池田晋一・日清製粉デリカフロンティア社長が出席。グループ本社からは瀧原社長、安達玲子・執行役員総務本部広報部長、菊本礼助広報部長補佐が出席した。

 瀧原社長は今期第3四半期について「事業により改善状況はまだら模様だが、単体の利益水準が増益に転じるなど、成果が着実に出ている」と説明し、一丁目一番地施策の進捗状況についても言及した。

 なお瀧原社長は次の株主総会で退任の予定。国内製粉事業の基盤強化では水島工場、熊本製粉買収を手掛け、社長就任後は食糧インフレ、コストインフレ対応、米国製粉事業への積極投資、加工食品事業の現地販売などの施策で辣腕を奮い、2021年度比で営業利益を1・5倍以上引き上げた。

 瀧原社長は「社長としてやるべきことはできた。バトンタッチにより海外事業について投資のスピードアップを更に図れる」と述べた。

 日清製粉は、山田社長が具現化したスマート工場・水島工場の稼働、岡山県産小麦を100%使用した水島工場新製品「晴天ノ絆」を紹介。食文化創発カンパニーとしてのエリア施策は北海道、群馬県、滋賀県でも取り組む。

 4月1日付で会長に就任する山田社長は、高食物繊維小麦粉・アミュリアについて「健康志向ニーズに向け認知度を高めてきた。社員食堂などひき合いも増え、食材宅配大手との提携もスタートしている」と説明し、「社長就任時と現在を比較すると、海外製粉事業の進捗もあり、製粉事業の売上、経常利益は大きく拡大した。全てうまく行ったわけではないが、会社として大きく変わった実感がある」と振り返った。

 日清製粉ウェルナは岩橋社長が「レンジでできる生パスタ販売好調。マ・マーブランドと大谷選手とのコラボも後押しした。秋以降で価格改定もあったが出荷が良く、採算性も改善しつつある」と述べた。昨年発売30周年を迎えた「青の洞窟」は、パッケージ、利便性の追求、味の改変したリブランディングにより、プレミアムブランドの位置をより強固にする。

 海外BtoC事業については昨秋22品目(ミックス、パスタ、パスタソース、レトルト食品)と販売ラインを拡充し、更なる売り上げ増が期待される。

 日清デリカフロンティアは、トップラインの拡大、自動省人化、DX推進の取り組みに加え、第2の柱の育成について池田社長が説明。

 関西・大阪万博で販売した冷蔵解凍米飯のメリットと今後の開発方向性について「出来上がったものを大量に提供でき、人材不足、食材ロス、廃棄ロスにも対応できるメリットの多さを訴求する。またインバウンド需要を背景に人気が高い、高単価でも購入してもらえるメニューで商品展開していきたい」と抱負を述べ、ノムラフーズ新工場が稼働する2027年6月に合わせマーケット創成を進める。

 オリエンタル酵母工業は、健食事業が堅調に推移。持続的成長に向け研究開発、営業、製造/QAの3つの繋いだマーケティングを設置し、市場ニーズを把握した提案力を高め、パン・菓子、米飯、麺の3つの主食市場に提案していく。

 サプリメントの<リブロン>ブランドの今後の取り組みでは「医薬寄りの食品をフォーカスし、”ニュートラルシューティカル分野”を作り出していきたい。バイオの領域での経験、知見を利用し提案をしていく」(新井社長)方針だ。

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