2025年の農林水産物・食品の輸出実績は、前年比12.8%増の1兆7005億円(同1934億円増)だった。2020年に掲げた25年目標の2兆円には届かなかったが、主要輸出先国・地域のすべてで前年を上回り、13年連続で過去最高を更新した。
輸出額の内訳は、農産物1兆1008億円(12.1%増)、林産物735億円(10.1%増)、水産物4231億円(17.2%増)、少額貨物1031億円(5.3%増)。
国・地域別では、米国2762億円(前年比13.7%増、構成比17.3%)、香港2228億円(0.8%増、13.9%)、台湾1812億円(6.4%増、11.3%)、中国1799億円(7%増、11.3%)、韓国1094億円(20%増、6.8%)の順となった。
米国向けは4月に関税措置が導入されたものの、緑茶や牛肉に対する旺盛な需要を背景に好調。日本産水産物の輸入規制の影響が残る中国向けも7%増と伸長した。国別では米国、台湾、韓国などが過去最高を更新した。
品目別では、緑茶(720億円、98.2%増)、ホタテ貝(905億円、30.4%増)、ぶり(527億円、27.4%増)、牛肉(731億円、12.8%増)、ウイスキー(489億円、12.2%増)などが伸長。緑茶は健康志向や日本食への関心の高まりを背景に、欧米・ASEAN向けを中心に抹茶を含む粉末状茶が増加した。
加工食品の輸出額は5725億円(7.2%増)。清涼飲料水(604億円、5.2%増)、菓子(米菓除く373億円、8.8%増)、ソース混合調味料(721億円、7.8%増)、日本酒(458億円、5.6%増)など全般的に好調だった。
