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フルタ製菓、カカオ高騰など環境激変に対応 3工場に追加の設備投資 チョコレート菓子強化へ

 フルタ製菓は本社工場(大阪府大阪市)・美原工場(大阪府堺市)・平尾工場(同)の3工場に追加投資を行い、チョコレート菓子を強化する。

 チョコ菓子の強化は、カカオ豆の歴史的な価格高騰(カカオショック)など激変する外部環境への対応の一環。

 同社の屋台骨であるファミリーチョコレート・ポケット菓子・「チョコエッグ」・焼き菓子に業務用チョコレート事業と2022年にグループ入りした杉本屋製菓の事業を加えた4本柱+2事業に軸足を置きながら領域拡大に挑む。

 1月13日、大阪市で開催されたフルタ会賀詞交歓会で古田盛彦社長は「本社工場・美原工場・平尾工場に10億円を超える設備投資を追加で行った。カカオ原料が大変高騰している中でチョコ菓子カテゴリが非常に成長している。設備投資に伴い、今後チョコ菓子の商品開発を進めていきたい」と意欲をのぞかせる。

 昨年9月には、価格訴求型の菓子「セコイヤミニ」「パフィーネ」「ピアーノ」3品を新発売。同3品はカカオ原料の一部を植物油脂で代替するなどして値頃感を創出したもの。チョコレート類の公正競争規約上、チョコレートなどには該当せず、種類別名称は菓子となる。

 古田剛士課長代理は、同3品と11月に新発売した新キャラクターをデザインした小判型チョコレート「ザクノスケ」に触れた上で「今期(3月期)着地は、昨対を上回る勢いで堅調に推移している。これも昨年4月に掲げた『新創業』のスローガンのもと、社長を中心に社員がいろいろな思いを持って一丸になっていることが要因だと考えている」と語る。

 前期売上高は前々期比4.5%増の232億7500万円、杉本屋製菓を含めたグループ計では5%増の262億円を記録し12年連続の売上拡大を達成した。

 今期はグループ計で売上高300億円(フルタ製菓268億円・杉本屋製菓32億円)を計画する。

 古田社長は「今年はより一段高いステージへ跳躍していくためにも大変大切な1年間になる。各生産拠点がしっかりとフル稼働できる状態を作り出せるように全社員一丸になって頑張っていく」と力を込める。

 杉本屋製菓ではチューブ羊羹の包装機を新たに導入。「杉本屋製菓は昨年9月に創業110周年のパーティーを開催し、杉本屋製菓の全従業員が参加して大いに盛り上がった。杉本屋会も発足した」と振り返る。

 なお今回、フルタ会賀詞交歓会には社員・従業員・フルタ会会員・メディアら215人が出席した。

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