ニップンは8月20日に25年秋冬の家庭用グロサリー新商品13品を、9月1日に家庭用冷凍食品新商品6品とリニューアル品8品を発売する。節約志向とプレミアム志向といった消費者ニーズの二極化が進む中、実感できるおいしさを追求した商品をそろえた。
新商品発表会では執行役員家庭用食品事業本部長の池尾良氏が「(コメ不足の状況下で)パスタ需要が急伸長している。特においしさを訴求してきた『オーマイプレミアム』は成長を牽引しており信頼のブランドになりつつある。パスタにおいしさを求める消費者は確実に増加しており、主食の代替にとどまらず、おいしさ価値が浸透していると考える」とマスターブランド戦略の取り組みから現在までの状況を振り返った。

「オーマイプレミアム」からは最上級のおいしさが楽しめる「至極の」シリーズから新商品「至極の海老のビスク スープパスタ」(300g)と、リニューアル品「至極のボロネーゼ」(300g)、「至極のたらこ」(290g)、「至極の蟹トマトクリーム」(300g)、「至極のカルボナーラ」(300g)を発売。「オーマイプレミアム」レギュラーシリーズからは「海の幸のペスカトーレ」(280g)をリニューアル、新たに「海老とベーコンの和風醤油」(270g)をラインアップに追加。昨年の秋冬商品として発売した「クラムチャウダー スープパスタ」(300g)を改良し約半年間の期間限定商品として投入した。
シェアトップのワンプレート冷凍食品では「よくばりシリーズ」で韓国プレートを品揃え。韓国料理の人気の高まりを受けて「ニップン よくばりプレート ヤンニョムチキン&4種具材の旨辛ビビンバ」(300g)を発売し、本格的な味わいを提供する。

グロサリーでは「伝説のから揚げ粉」シリーズで改良を実施した。揚げたてのおいしさや、臨場感のあるデザインなどビジュアル面も刷新した。新商品開発の全体テーマでもある「実感できるおいしさの追求」を掲げ、「ニップン アマニ油(オイル)入りドレッシング」を新たに「ニップン おいしいアマニ油入りドレッシング」として展開。シリーズは「和風旨たまねぎ」「焙煎ごま」「黒酢たまねぎ」「洋風旨たまねぎ」で構成し、150㎖、300㎖の容量帯で投入した(「洋風旨たまねぎ」は150㎖のみ)。アマニ油の健康機能性に加え、ドレッシングとしてのおいしさを強く打ち出した。新商品の売上高としてグロサリーが7億円、冷凍食品が20億円を目指す。