逆光線(コラム)予想外の活況に沸く万博

予想外の活況に沸く万博

13日に会期後半に突入した大阪・関西万博だが、黒字化に現実味を帯びてきた。収支増に必要とされる入場チケット数には、8月に到達する見込みだ。開幕前のネガティブ報道の嵐は一体何だったのか。

▼チケットのプレゼント企画に応募者は殺到。ライセンス商品の売上は絶好調で、人気グッズは瞬時に完売。先日大阪で行われた卸の展示会では「まだ間に合う!」をキャッチコピーにライセンス食品を訴求した。「残り約3か月で展開できる商品をかき集めた」(卸幹部)という。

▼外食業と観光業中心に潤う大阪だが、6月の百貨店インバウンド売上は過去最高だった前年より半減した。消費の成熟化が進み、モノ消費から観光中心のコト消費へと二極化が進んだことも要因に挙げられる。今回の万博は、消費の過渡期にうまくハマったのか、外国人観光客の姿が多くみられる。

▼閉幕後の跡地には、国内初のIRが計画されている。万博の経済効果を開業まで維持したいところだが、市場変化が速い昨今、5年先の潮目を占うのは難しい。いずれにしても新しいニーズが次々と生まれるため、企業は常にアンテナを高く張り、変化に対応していく必要がありそうだ。

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