逆光線(コラム)試練に直面する国内養蜂
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試練に直面する国内養蜂

ある養蜂家が、ミツバチの働き蜂は雄か雌かを小学生に尋ねた。子どもたちの多くが「雄も雌も働くから、共稼ぎではないか」と回答したので、思わず吹き出してしまったそうだ。令和の子どもはジェンダーレスをここまで身につけている。

▼かつて学校では、情操教育の一環として小動物を飼育していた。世話をしたのは生き物係で、中には命の大切さを教わった上でミュージシャンになった例もある。学校での小動物飼育はいま様々な問題により一般的ではなくなった。代わりに、ミツバチを飼おうとする学校が増えているそうだ。

▼虫だから扱いやすそうだし、なにしろSDGsの目標の幾つかにもリンクする。世話は毎日ではないし、花が咲いていれば自分で餌を取りに行く。今様の格好の教材だ。最近では仕事をリタイアした方が趣味で養蜂を始めるケースも多い。

▼そうした微笑ましい話題の裏側で、プロ養蜂家は試練が続く。後継者および蜜源の不足、温暖化では異常気象に加え巣の管理も難しくなった。元々希少な国産蜜はいよいよ高値で高嶺の食品になりつつある。

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