11 C
Tokyo
14.4 C
Osaka
2026 / 02 / 26 木曜日
ログイン
English
加工食品菓子湖池屋九州支店 福島恒晴支店長 新たな業界にチャレンジ 喜んでもらうことを追求
KNOWLEDGE WORK 20260303

湖池屋九州支店 福島恒晴支店長 新たな業界にチャレンジ 喜んでもらうことを追求

昨年4月1日に湖池屋九州支店長に就任した福島恒晴氏は異色の経歴を持つ。

1989年にキリンビールに入社後は東京支社、本社ビール事業本部等での勤務を経て沖縄統括支店長、九州流通支社長を歴任。酒類畑一筋を歩んできたが、2018年にグループ会社のキリンビバレッジに異動し同社の九州地区本部長、九州支社長としてキリンビールで培った経験を食品・飲料部門で発揮してきた。2024年3月に役職定年を迎えたことを機に、延べ35年間勤務したキリンホールディングスを定年退職し湖池屋でセカンドキャリアをスタートした。

福島氏が畑違いの菓子メーカー湖池屋に就職しようと思い立ったきっかけとなったのが2016年に社長に就任した佐藤章氏の存在。佐藤氏も同じくキリンビールやキリンビバレッジに在籍した経歴を持ち、缶コーヒーの「FIRE」、定番商品「生茶」などを世に生み出した辣腕マーケターだ。佐藤氏は湖池屋の社長就任早々に「湖池屋プライドポテト」「ピュアポテト」「湖池屋ストロング」といったヒット商品を手掛け今も挑戦を続けている。

役職定年を迎える歳になってもまだまだ挑戦をし続けたい。従来とは畑の違う業種で培ってきた経験をどのように生かしていくことができるか、自分で自分を試してみたいという強い信念の赴くままに菓子業界という未知の分野に飛び込むことを決めた。

現在福島氏が支店長として目下力を入れているのがスナック菓子の価値向上を目指して、付加価値の高い商品を幅広い顧客に届けるためにプレミアム市場の創出と定番ブランドの活性化に取り組んでいくことだ。「ごほうび」「くつろぎ」「ストレス解消」などの欲求を満たせる商品として顧客から高く評価されているプライドポテトを中心に、湖池屋品質をさらに高めていくこと、湖池屋のポテトチップスは国産じゃがいもを100%使用していること、熊本県に工場を持っている九州に身近な企業であることなどを多くの顧客に伝え「湖池屋ファン」になってもらいたいと考えている。

世界水泳のボランティア活動に参加
世界水泳のボランティア活動に参加

一方で社会貢献への取り組みにも力を入れている。2018年から限定発売している「湖池屋プライドポテト 日本の神業 九州焼きのり醤油」では商品発表会と試食イベントを開催。福岡県宗像市に対して世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群を後世に引き継ぐべく、1袋からの社会貢献として売上の一部の寄付を実施。宗像市地島では湖池屋九州支店や宗像市のスタッフ、一般参加ボランティアが参集して海岸清掃を行っている。

プライベートでは盲導犬候補のパピー(子犬)を生後2か月齢から1歳前後までの約10か月間家族の一員として迎え、人と一緒に安心して暮らせる関係づくりや家庭でのルールを教えるボランティア・盲導犬協会のパピーウォーカー、2023年に福岡で開催された世界水泳や福岡マラソンのボランティアにも積極的に参加している。

楽しいというエネルギーがなければ仕事は進まない、を信条に何があっても顧客を見続けること。会社の枠を超えて主体的につながりを作っていくこと。いくつになっても変化し続けること。現状なり、考え方に安住しない。心を常に新しくしておく。そういう姿勢を仕事でもプライベートでも追求しながら周囲への感謝の心を忘れずに前進している。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。