日本気象協会 biz tenki
農水畜産業米{コメ}ごはんの食味向上「味譜 米...

ごはんの食味向上「味譜 米一番」 備蓄米にも モリタ食材開発

モリタ食材開発研究所(大阪市)は、米飯の食味を向上させる「味譜 米一番」を商品化した。穀物類を原料とする発酵調味液をベースにしたもので、備蓄米や海外産を含むコメのほか、雑穀米やもち米、それらを原料にした加工品などへの使用を提案する。

同社では、コメ1合当たり同商品を7.5g加え炊飯したものと、そのまま炊飯したものを比較し検証。炊き立ての米飯では、水分率はいずれも60%程度と変わらなかった。炊飯器で保温した翌日も大きな変化は見られなかったが、2日後には炊飯しただけのものは水分率が41%まで低下し、色は全体的に黄色く固くなった。これに対し、同商品を加えたものは60%の水分率を保ち、表面は黄色っぽくなったものの柔らかさと旨味は残ったままだった。

守田勝雄社長
守田勝雄社長

守田勝雄社長は「これまでは産地や銘柄で差別化が図られていたが、従来通りコメを入手するのが難しくなっている。同時に様々なコストも上がる中、味で差別化を図ることがより重要になると考え開発に至った」と話す。

同社はこれまで加工食品や惣菜など様々なメーカーに対し既存商品の味や香りを改善する技術提案を行ってきた。今回はコメを原料に使う食品メーカー、米飯を使用するセントラルキッチンや飲食店などへ向け提案する考えだ。

「おいしく食べ切ることがSDGsにもつながる」(守田社長)としている。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。