ファミリーマート スイーツパンを継続強化 新定番「白生パン」3種発売へ

ファミリーマートは25年度、スイーツパンを継続強化する。24年度のパンカテゴリーは、低・中・高価格をバランスよく揃えた価格戦略が奏功したほか、2年前から力を入れる「生パン」シリーズ、シェフ監修のスイーツパンも好調で過去最高売上高を達成した。今期もスイーツパンの継続展開や、高付加価値商品の投入でさらなる伸長を目指す。

3月24日の発表会で商品本部スイーツ部の鈴木崇義副部長は「24年度のパンカテゴリーは、定番商品をさらにおいしく、驚きをもって展開してきた。25年度も引き続き、どのような方が来ても買いたい商品が必ず見つかる売場を目指す」など意欲。

24年度に好評となった安食雄二シェフ監修のスイーツパンは、税込185円と同社のパンカテゴリーではアッパーな価格帯ながら、「1つでパン要素とスイーツ要素が楽しめることを考えると安い」といった声も多く、女性を中心に新規獲得につながった。「白生コッペパン(カスタード&ホイップ)」は、通常のコッペパンに比べしっとりもちもちとした食感が特長で、女性層の支持が高まった。

「白生パン」3品
「白生パン」3品

こうした手応えをうけて今回、しっとりもちもちとした「白生パン」の食感をフランスパンやクロワッサンにまで拡大する。3月25日から「白生コッペパン(つぶつぶいちご&ホワイトチョコ)」「白生クロワッサン(ダブル生チョコ)」「白生フランスパン(北海道産ダブル練乳ミルク)」(税込168円)を発売。今後は中身の具材を変えるなどし、消費者を飽きさせない商品展開を継続する考えだ。

プロモーションは、3月25日からTVCMを放映するほか、「ファミマル Bakery」のパン1品購入で次回使える20円引きクーポンを配布。公式Xをフォローして応募すると、抽選で無料引き換え券が当たる(3月25日~31日)。

株式会社アピ 植物性素材