6.8 C
Tokyo
10.6 C
Osaka
2025 / 12 / 20 土曜日
ログイン
English
流通・飲食小売ヤマナカ「フランテロゼ白壁」建て替えオープン 斜めレイアウトで解放感演出

ヤマナカ「フランテロゼ白壁」建て替えオープン 斜めレイアウトで解放感演出

「潤いとおいしさを提供するお店」をコンセプトに、接客や商品に徹底的にこだわった「フランテロゼ」ブランドを3店舗展開するヤマナカ。そのうちの1店舗、名古屋市東区の「フランテロゼ白壁」が3月5日、旧店舗から近距離移転し、建て替えてリニューアルオープンした。売場面積約1560㎡で、旧店舗(約613㎡)から倍以上に拡大。フランテロゼブランドの中で最も小さい店舗が、最も大きい店舗となって生まれ変わった。

同社ではレギュラータイプの「ヤマナカ」、高質商品を並べる「フランテ」、さらに広い商圏から集客が期待できる「フランテロゼ」の3ブランドを展開する。特に23年からスタートした「フランテロゼ」では、生産者にもこだわった農産、対面販売の鮮魚、松阪牛や三河牛などブランド肉を豊富に揃える精肉、鮮魚で仕入れた旬の食材を使った『市場寿司』など店内で手作りの惣菜を並べるデリカなどが好評を受けている。

棚やレジを斜めに配置した店内
棚やレジを斜めに配置した店内

新しい「フランテロゼ白壁」は長方形の店舗に対し、レジや棚を斜めに配置するこれまでにないレイアウトを採用した。入口から奥のデリカコーナーまで見通しやすく、天井をむき出しにすることで開放感のある店舗になった。

入口すぐの農産売場では、産地や生産者にこだわった旬の野菜やフルーツをはじめ、ほかのフランテロゼでも人気のカットフルーツも並べる。新店舗ではカットフルーツを使ったスイーツも新たに店内加工で提供する。

デリカでは、鮮魚や精肉売場で販売する新鮮な素材を使った惣菜を店内で加工。冷凍食品でも、名店が監修した商品など品揃えにこだわった。

旧店舗でも人気のあったワインコーナーは、品揃えを強化。ソムリエも配置し、日常でワインを楽しんでもらうため、ソムリエがセレクトしたワインを2本2000円から3000円のよりどりセットも用意した。

さらに、スイーツとフラワーのコーナーを近くに配置することで記念日などでの同時購入を狙う。

一方、3月24日から、フランテロゼブランドでは初めてセルフレジも導入する。サービスを重視するため有人レジのみを採用してきたが、新店の白壁エリアでは単身者の利用も多く、旧店舗で行ったアンケートでセルフレジを要望する声が多かった。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。