14.7 C
Tokyo
12.3 C
Osaka
2025 / 11 / 01 土曜日
English
加工食品健康・機能性食品日健工 設立記念祝賀会を開催 連携を軸に業界底上げを
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

日健工 設立記念祝賀会を開催 連携を軸に業界底上げを

健康食品受託製造業25社による業界団体、日本健康食品工業会は3月11日、都内で設立記念祝賀会を開催し、135人が出席した。

同団体は受託(開発)製造業が主体となり、業界の適正かつ持続可能な発展と消費者保護を目的に発足。主な活動内容として「受託(開発)製造業特有の課題整理と解決策の推進」「加工会社の適正な利益確保とサステナブルな事業運営の推進」「加工の安全性向上を通じた業界の社会的地位向上」「健康食品の効能・安全性の向上と消費者信頼の回復」「既存団体との連携を通じた行政との対話の強化」を掲げている。

昨年発生した紅麹問題をきっかけとした健康食品の安全性に対する懸念や、健康食品の景品表示法に基づく措置命令、機能性表示食品の届出ガイドラインの改正などを受け、役員企業5社と会員企業20社で構成。健康食品業界では、これまで独立した受託(開発)製造業のみが集う組織がなく同業者間の横の連携が不十分だったことから、加工会社の視点から健康食品業界全体の課題を解決するための体制を求める声があがっていた。

祝賀会で野々垣孝彦会長(アピ社長)は「日健工は連携による発展をキーワードに、健康食品の安心・安全の確立と消費者の信頼の抜本的な向上に努める。受託開発製造業は単なる製造請負ではない。品質と安全性を支える要として、業界全体の信頼性向上への取り組みを企業の枠をこえ積極的に推進し、受託開発製造業全体の底上げに取り組みたい」と抱負を述べた。会場には、自見はなこ氏や濱地雅一氏、寺田学氏、浅野哲氏といった国会議員のほか、関係省庁、業界団体、アカデミアが来賓として招かれ、新団体の船出を祝った。

役員は次の通り。

会長:野々垣孝彦(アピ社長)副会長:若尾修司(アリメント工業副会長)、服部利光(東洋新薬社長)監事:淺山雄彦(AFC−HDアムスライフサイエンス会長)、専務理事:今村朗(三生医薬社長)。(敬称略)

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点