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加工食品乾麺・乾物にゅうめん普及拡大へ 三輪そうめん産地で「わんこNEWめんカップ」

にゅうめん普及拡大へ 三輪そうめん産地で「わんこNEWめんカップ」

三輪そうめんの産地、奈良県桜井市で2月23日、「わんこnewめんカップ」が開催された。三輪にゅうめんPR事業委員会が企画。桜井市商工会青年部によるグルメカーニバル「桜井市場~ん」のステージイベントとして催された。

奈良県三輪素麺工業協同組合と奈良県三輪素麺販売協議会が協賛し、組合産そうめん「三輪の誉(ほまれ)」27㎏を提供。県外からも含めて、15歳以上の老若男女30組60人が参加。

食べる人と給仕係の2人1組で競うわんこそばスタイルで、制限時間5分間に、温かいにゅうめんを最も多く食べた組が勝ち。にゅうめんは1杯当たり30gのめんと、30㎖のつゆ入りで、1杯ごとにつゆまで残さず飲み干すことがルール。

予選は6組ごとに行われ、各回の優勝者が最後に行われる決勝戦で競う。観衆の声援を受けながら、にゅうめんを淡々と口に運ぶ挑戦者の姿と、桜井市出身のABCテレビアナウンサー・岩本計介氏の軽快な実況中継もあり、会場は笑いに包まれながら大いに盛り上がった。

優勝者には小西幸夫理事長から表彰状と、組合産そうめんを贈呈。参加者には、お湯を注ぐだけでできあがる「カップにゅうめん」が池利から提供された。会場ではこのほか、「三輪にゅうめん横丁」が設けられ、参加した8店舗がオリジナルの三輪にゅうめんを販売した。

桜井市では、地域をあげて特産品のPRを強化している。近年は、夏のイメージが強いそうめんを、寒い時期にも食べてもらおうと、温かいにゅうめんの普及拡大に力を入れる。この冬で3年目を迎えた「にゅうめんマップ」は、地元の和洋中の飲食店39店舗がオリジナルメニューを掲載して、地元や観光施設に配布している。

小西理事長は、「われわれが安全安心に作ったそうめんを紹介しつつ、年間を通して食べてもらえるように普及拡大に努めたい」と話す。

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