加工食品乾麺・乾物大阪海苔協同組合 稲野副理...

大阪海苔協同組合 稲野副理事長 業界動向に懸念も今こそ「腕の見せ所」

 大阪海苔協同組合は1月23日、帝国ホテル大阪で新年の集いを開催。組合員など32人が集まった。

 あいさつに立った稲野達郎副理事長(大森屋社長)は業界の現状について「利益を出すために価格転嫁すると、値ごろ感を外してしまう」と指摘。「生産者の意欲を高め、消費者の目をこちらに向けることは、われわれにしかできない」と強調し、次の通り述べた。

知恵出し合い海苔の良さをアピールを

 海苔業界はいまだかつて経験したことのない原料高で、皆さんも大変苦労されていると思われる。利益を出すため価格転嫁すると、店頭売価は消費者が思っている値ごろ感を外してしまう。コンビニでもコメや具材が上がっているので、おにぎりが高い。若い世代が海苔を巻いていないものもおにぎりだと認識してしまうと海苔離れが進む。

 始まった今期の収穫はすごい価格になっている。仕入れる方にとっても難しい相場であり、手放しで喜べない。安さが先行してしまうと、今まで買った高い在庫がおざなりにされてしまう。値段が下がり、生産者の意欲が低下するのも怖い。

 そこで、われわれ販売する者が力を発揮する時だ。どうすれば消費者に良い海苔を届けられるか。生産者に「しっかり売るから、どんどん作ってください」と言えるか。生産者の意欲を高め、消費者をこちらに向けるのはわれわれにしかできないこと。知恵を出し合い、新製品や販促で海苔の良さをアピールする。腕の見せどころである。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。