日本植物蛋白食品協会はこのほど、2024年度の技術セミナーを開催。オンラインを含め約120人が参加した。
第1部ではInnova Market Insights日本カントリーマネージャーの田中良介氏が「世界のプラントベーストレンドの現在地と展望」、第2部では味の素食品研究所エグゼクティブスペシャリストの川崎寛也氏が「だしとうま味のおいしさの科学とデザイン」について講演した。
田中氏は、食べ慣れたメニューや簡便性に優れた形態へとプラントベースフードが進化していることや、価格・おいしさ・サステナブルのバランスが求められていることなど、最新のデータを交えながら、世界各国のプラントベースフード市場のトレンドを説明した。
また、AIで原材料配合を解析し、パイナップルなどを使用した植物性ミルクなど、フードテックの最新技術を紹介した。
川崎氏は、だしやうまみの成分を分解して再構築し、おいしさをデザインする取り組みについて説明。プラントベースフードや加工食品開発の方向性について深掘りした内容に、聴講者からの関心も高かった。
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