「八丁味噌」騒動解消へ前進 GI追加登録で老舗2社も表示可能に

八丁味噌協同組合は1月24日、農林水産省の地理的表示(GI)保護制度で「八丁味噌」が追加登録されたと発表した。これにより、GI産品の「八丁味噌」の生産者団体は愛知県味噌溜醤油工業協同組合と八丁味噌協同組合の2団体となった。

GI制度では、登録した産品を知的財産として保護し、登録生産者団体の構成員のみが使用可能。そのため八丁味噌協同組合の2社、カクキュー八丁味噌とまるや八丁味噌はGI産品「八丁味噌」の表示ができなくなる可能性があった。

八丁味噌協同組合によるGI産品「八丁味噌」の登録では、生産地は「岡崎市八丁町」、製法では主に「大人の握り拳サイズの味噌玉」「木桶仕込み」「円錐状石積み」「2年以上(二夏二冬以上)熟成させた天然醸造」などと指定した。

八丁味噌協同組合では今回の登録に対し「江戸時代からこだわってきた八丁味噌の伝統、文化を次の世代に伝え続けます」などとコメントしている。

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