J-オイルミルズはこのほど、消費者庁に「大豆イソフラボン」を機能性関与成分とした、「中高年女性の骨の成分を維持する働きによって、骨の健康に役立つ」旨の機能性表示食品の届出を行い、受理された。今後はサプリメントや一般食品など最終製品を手がける顧客向けに、原料として大豆イソフラボン製品の販売を進めていく。
大豆イソフラボンは、大豆の胚芽に多く含まれる成分で女性ホルモンであるエストロゲンと似た構造を持つことから、エストロゲンと似た作用を生じることが知られており、骨粗しょう症の予防や更年期障害の軽減などに有用といわれている。近年ではフェムテックやフェムケアなどの注目が高まっており、女性向けの健康サポート素材として大豆イソフラボンの需要増も期待されている。
今回の機能性表示食品には、同社製品「J-オイルミルズ イソフラボン」を使用。同製品は、配糖体型のイソフラボンを高純度・高濃度に精製した粉末で、独自製法により苦みを抑えているため味への影響が少なく、色も白色に近いため、原料としてサプリメントだけでなく一般食品まで幅広い用途で使用可能という。