9.2 C
Tokyo
14.6 C
Osaka
2025 / 12 / 23 火曜日
ログイン
English
飲料系飲料ペットボトル入り白湯が1.7倍に拡大 通年の健康ニーズに対応 アサヒ飲料「おいしい水」ブランドの成長へ貢献

ペットボトル入り白湯が1.7倍に拡大 通年の健康ニーズに対応 アサヒ飲料「おいしい水」ブランドの成長へ貢献

 アサヒ飲料の米女太一社長は12月17日の年末会見で 「おいしい水 天然水 白湯」(白湯)の1-11月販売数量が前年同期比約1.7倍になったことを明らかにした。

 通年の健康ニーズに対応したことと増量が奏功したとみられる。

 好調要因について米女社長は「健康に対する感度がますます高まっており、それにマッチした商品が出るとお買い上げいただけると認識している」と語る。

 同社によると、「白湯」に対して“ノンカフェインで助かる”“おいしくて体にしみわたる”などのさまざまな声が寄せられ、白湯の飲用経験率は年々増加しており、女性だけではなく男性の飲用経験率も増えているという。

 増量商品は9月24日から発売している。“日中も飲めるたっぷりとした容量がほしい”というユーザーの声に対応して、従来の340mlから475mlに増量した。
 パッケージは“天然水”の文字を中央に記載することで、天然水であることを訴求。従来同様、475mlのラベルには中味が冷めにくい不織布素材の保温ラベルを採用している。

 10月8日からは、出勤時や外出先での飲用シーン獲得に向けて、一部自販機などで275mlPETサイズをテスト販売している。

 「白湯」は2022年11月に期間限定で発売し“夏場でも販売して欲しい”というユーザーの声を受けて23年9月から通年販売している。

 「白湯」やラベルレスボトル商品(ラベルレス)の好調、「長期保存水」(防災備蓄用)の需要急増により「おいしい水」ブランドの1-11月販売実績は2%増の1778万ケースとなった。

 なお、同期間、ラベルレスレスは、水・お茶・乳性・炭酸水のカテゴリーで多彩なラベルレスを取り揃え、12%増の891万ケースを記録し、「長期保存水」は備蓄需要の高まりにより約3倍に拡大した。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。