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流通・飲食小売今年も好調のブラックフライデー EC先行予約も過去最高で推移 中部エリアGMS

今年も好調のブラックフライデー EC先行予約も過去最高で推移 中部エリアGMS

中部エリアを中心にGMSを展開するユニーは11月21日から、イオンリテール東海カンパニーは11月22日から、それぞれ12月1日まで、正月の初売りに次ぐ大型イベントに成長した「ブラックフライデー」のセールを開催した。

店舗では、高級食材などを特別価格で提供したほか、年々利用者が増加するECでも限定商品を用意するなど、クリスマス商戦と年末商戦の前に今年も盛り上がった。

ユニーでは、「いろいろ半額」をテーマに、アピタ・ピアゴ・ユーストア131店舗と3000以上の専門店が総力を挙げ半額商品を多数用意。

オンラインショップでは11月8日から、先行して予約販売をスタート。ニッカウヰスキーのセット、松坂牛サーロインステーキなど「プチ贅沢福袋」に加え、災害復興などへの活動に感謝を込めて海上自衛隊のレトルトカレーと皿などをセットにした「海上自衛隊福袋」など。プチ贅沢が味わえる福袋は全66アイテムを揃えた。

一方、イオンリテール東海カンパニーでは、「年に一度のワクワク日本代表」をテーマに、食品、日用品、衣料品など過去最大の2000品目以上を用意。お得を実感できる割引企画を大幅に拡大し、レジにて最大半額などを行った。

オンラインショップでの予約販売会では、11月1~10日まで、11~20日まで、19日~12月3日までの3つの期間に分けて実施。11日から実施したオンラインネット限定先行セールでは、前年の約3倍となる250品目を展開した。

井上良和デジタル・営業推進部長は「物価高騰が長期化し、生活防衛意識が高まっており、家計応援の期待感が高まっている」とし、「食品ではカニやホタテなど年末によく使用される食材が好調だった。またオンラインショップの先行予約では過去最高の数字で推移した。この後のクリスマス、年末商戦につなげていきたい」と話した。

愛知西部の津島市を中心に店舗を展開するヨシヅヤは11月22日から12月1日まで「ブラックヨッタンデー」を開催した。

生鮮、飲料、惣菜、菓子などお値打ち価格で販売。衣料品も冬物のジャケットやコート、スニーカーなど最大5割引で揃えた。オンラインショップでは、高級腕時計や宝石などの予約販売も行った。

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