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世界が認める日本チーズ 国際アワードで高評価 ブランド力強化で輸出拡大へ

日本産チーズの世界的な評価が年々高まっている。このほど開催された「World Cheese Awards 2024」には47か国計4786品のチーズがエントリーし、うち21品の日本産チーズが入賞した。

NPO法人チーズプロフェッショナル協会の坂上あき会長は「日本チーズがしっかりとブランド化してきた。今後は日本のチーズ作りの素晴らしさを海外へ発信し、数字に結び付けていくステージになる」と今後に期待を寄せる。

日本産チーズは職人のていねいな作業による繊細な味わいといった、アジアでもトップクラスの品質が評価されている。11月19日の成果報告会で農林水産省畜産局牛乳乳製品課の伊藤寿氏は、「さらなる国産チーズの活躍に向けて最も重要なのはブランド力。本場ヨーロッパのチーズはブランド力が高く、価格が高くても食べてみようとなる。国際コンテストで日本のチーズが評価されることがブランド力につながる」と述べる。

アジア圏を中心とした輸出にも力を入れる。

(左から)坂上あき会長、寺尾智也理事(日本チーズ協会)、川本英二氏、齋藤章雄氏、伊藤寿氏
(左から)坂上あき会長、寺尾智也理事(日本チーズ協会)、川本英二氏、齋藤章雄氏、伊藤寿氏

財務省貿易統計によれば、23年度国産ナチュラルチーズ輸出量は495トンで2019年以降伸長。国内チーズ工房数も約350か所と右肩上がりで伸長し、各地で個性豊かなチーズが製造されている。「東南アジアの市場は距離的にも味覚的にも近く有効だ」(伊藤氏)。「アジアでは日本が先駆者で高品質なチーズを作っている優位な立場にある」(坂上会長)。

木次乳業(島根県)の川本英二氏はこうした国産チーズを知ってもらい、種類や食べ方に捉われず、家庭でも活用することが重要と指摘する。会場では、日本料理人齋藤章雄氏が考案し、木次乳業のオールドゴーダチーズとそばを融合した創作料理が振舞われた。「旨味が強く、甘味も引き出てくるのが日本のチーズのいいところ。地域の郷土料理などに浸透すれば、地域も活性化される。小さな工房のチーズを地域スーパーやコンビニエンスストアでも取り扱うようになればさらに広がっていくのでは」(齋藤氏)。

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