モランボンは手づくり餃子教室の開催を中心に食育活動に取り組んでいる。2008年から続く教室は24年から本格的に再開。現在月1回のペースで開かれ、その参加者は10月時点で延べ1万8354人に上る。11月16日にも東京都府中市の同社本社で「親子手づくり餃子教室」を開催。午後の部では親子24人が餃子づくりに挑戦した。
同社は家庭での手づくり餃子を普及するため、社員を対象に手づくり餃子講師育成プログラム研修を実施している。餃子に関する食文化や調理の講習、筆記テストと実技テストを経て、合格者が手づくり餃子講師として認められるプログラムで、10月時点で272人の講師が在籍。小売業とのタイアップを含む各地の餃子教室などで手づくり餃子を普及する活動に取り組んでいる。
モランボンは、本社や工場などの拠点近くの学校を訪問する出前授業も実施している。同社のSDGsの取り組み、食品メーカーの課題などに関する授業を通じて、将来の持続可能な社会づくりの担い手を育てる狙いだ。
また、食育推進全国大会に出展。手づくり餃子教室を通じ、手づくりの楽しさを伝える活動にも取り組んでいる。
16日に開かれた「親子手づくり餃子教室」では、3つの栄養素(たんぱく質、ビタミン類、炭水化物)をバランスよく摂れる料理として餃子を紹介。餃子のおいしい包み方と焼き方を伝授した。参加者は餃子の包み、焼きに挑戦し、手づくり餃子を実食。手づくりの楽しさ、手づくり餃子のおいしさを体感した。参加者には特製あんベラ、手づくり餃子認定証が贈られた。
モランボンは中華皮のトップメーカーとして、餃子の皮12種類、春巻の皮2種類などを展開している。包みやすさ、焼き上がりの良さに加えて、もちもちとした食感を追求していることが特徴となっている。餃子の皮だけでも「餃子の皮」に加え、「大判餃子の皮」「もち粉入り餃子の皮」「うす皮餃子の皮」など、様々なニーズに対応していることもポイントだ。