雪印メグミルクのグループ会社である雪印こどもの国牧場は、11月9日と10日の両日、神奈川県横浜市「こどもの国」内の牧場で恒例の「牧場まつり」を開催した。乳しぼりやバターづくり体験、雪印メグミルク製品のサンプリングなどを通して、来場者に酪農や牛乳乳製品の魅力を伝えた。
来年「こどもの国」は60周年、雪印メグミルクは100周年の節目を迎える。雪印こどもの国牧場の杉野弥社長は「新ミルクプラントを含め、皆さまに喜んでもらえる場所を提供していく」と意欲を述べた。
牧場エリアの人気施設「ミルクプラント」は来春完全リニューアルを予定している。酪農から食卓までを総合的に学ぶことができる施設で、牛乳製造室、喫茶室、売店、休憩室などを備えた利便性・快適性を向上した施設に生まれ変わる。現在は先に売店エリアと牛乳「サングリーン」製造室を刷新し運営開始している。
「サングリーン」は関東圏では同牧場のみで生産する特別牛乳で、生乳本来の風味が楽しめる点が特長。これまで500㎖(税込300円)だったが、製造設備を刷新し9月24日から250㎖(税込200円)で提供している。「複数人での来場も増えて、500㎖では多いという声も多かったため、小容量で求めやすくした」(杉野社長)という。
当日は比較的好天にも恵まれ、2日間の有料入園者数は約8111人(昨年から2700人増)だった。子どもらは先着順の乳しぼり体験、牧場オリジナルのノンホモ牛乳「サングリーン」を使用したバターづくり体験、羊レースなどを楽しんだ。初の試みとして、雪印メグミルクの初のプラントベースブランド「Plant Label」のドリンクをサンプリングした。