逆光線(コラム)納品条件緩和がもたらすもの

納品条件緩和がもたらすもの

物流の2024年問題を契機に、メーカー・卸間で納品リードタイムを翌々日(LT2)に延長する動きが広がっている。

▼日本加工食品卸協会によると、今年8月時点で首都圏の賛助メーカー120社中90社がLT2に移行した。リードタイム延長に伴い、受注時間を午前締めから、午後に後ろ倒しするメーカーも増えている。

▼リードタイム延長により、従来の予測発注から、確定数量によるトラック手配、夜間作業の軽減など、様々な効果が期待できる。持続可能な物流確保のためにリードタイム延長は社会的な要請であり、同時に卸へのしわ寄せを軽減するため、受注時間の後ろ倒し、小売から卸への発注前倒しなど、製配販3層の連携が欠かせない。

▼これまで当たり前とされてきた商慣習を見直す機運も高まっている。長期保存可能な常温加工食品における、過度な日付管理もその一つ。納品時の賞味期限ロット逆転を防ぐため、流通段階では拠点間の調整輸送にかなりのトラック台数が運用されている。ドライバー不足や環境問題の観点からも見直しを望む。

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