9 C
Tokyo
8.1 C
Osaka
2025 / 12 / 30 火曜日
ログイン
English
加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品保育園で夕飯のおかず販売「タスミィ」 今期100園に導入へ ハウス食品グループ

保育園で夕飯のおかず販売「タスミィ」 今期100園に導入へ ハウス食品グループ

ハウス食品グループは保育園で夕飯のおかずを販売する新規事業「タスミィ」の第二弾事業実証を開始した。10月から無人販売に対応した専用什器を採用。新たな販売形態に転換して「タスミィ」を導入する保育園を増やし、事業実証の範囲を全国へ拡大する。今期(2025年3月期)は「100園への導入」を目標に事業成長を目指す。

「タスミィ」はグループ内の新規事業創出プログラムから生まれた新規事業。大人も子どもも満足できるおかずを、保育園の無人販売什器で必要な分だけ購入できる事業で、保育園で働く管理栄養士監修のメニューを、レンジ対応のレトルトパウチ1袋に「大人1人前+子ども1人前」の分量で販売する。

ハウス食品グループ本社の子会社で新規事業の実証を行うパッチワークキルトが2023年4月から首都圏にある10園を対象に自動販売機による事業実証を開始。保育園の外に設置した自動販売機による園外販売を始めたところ、開始当初から好評を博し、全国各地の保育園からも導入希望が寄せられたという。

当時は十分な商品在庫がなく、導入希望に沿えなかったが、今回、生産体制の拡充見通しが立ったことと、自動販売機よりもメンテナンスや取り扱いが簡便で保育士の負担にもなりにくい無人販売什器による園内販売、保育園が商品を買い取り園内で販売する形式に転換したことで、導入保育園は今後導入予定の保育園を含め、栃木県、埼玉県、千葉県、静岡県、大阪府、岡山県の計22か所に増えたという。

無人販売什器による園内販売への転換に合わせ、保護者向けのモデルチェンジと保育園向けのモデルチェンジも実施した。前者については、こだわりの味づくりを強化する一方、メニューやおいしさが伝わりやすく、子どもがより親しみやすい商品デザインに刷新。8種類の人気メニューを販売する。後者については、無人販売什器を無料でレンタルでき、また商品をECサイトで発注できるようにした。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。