メイカングループ(静岡県浜松市、小寺仁康社長)は12日、アクトシティ浜松展示イベントホールで「MEIKAN FoodShow2024」を開催した。
今回は前年を14社上回り315社(ドライ168社、チルド147社)と過去最高を更新、静岡県内最大規模の食品展示会となった。また来場者数も1千200人にまで拡大した。
会場はA、B、Cの3つに大きくゾーニング。Aゾーンでは地元産物、地元メーカーを中心に、静岡地域ブランド「やらまいか」、静岡の魅力ある商品を一堂に集めた「食の都静岡」の規格ブースを配置。
Bブロックでは、加工食品、業務用コーナー、Cブロックではチルド、冷凍食品メーカーを配置し、消費トレンドに対応した商品の試食展示、提案を行うほか、秋冬新商品、各社の一押し商品を展示提案した。企画ブースでは「メイカンセレクション」としてコーヒー愛好家向けの「おうちCafe ~至福の一杯を~」「見つめなおそう 和の魅力」を提案。また、売場提案としてパリ五輪、大阪万博を切り口にした商品提案も関心を集めた。
同社の今期業績(2024年9月期)は、第3Qを売上高2.4%増(154億5千万円)、営業利益31.0%増(7千800万円)、経常利益28.7%増(1億3千万円)で着地。通期も同様の伸長率を見込んでいる。
会見で小寺社長は「下期は外的要因により主力商品の取り扱いが止まるなどの減収要因が生じたが、ここまでは社員の努力でカバーできた。第4Qおよび来期さらに好業績となるよう、引き続き“先義後利”の精神で事業活動に邁進していく」と抱負を述べた。
なおグループの中部メイカンでは物流機能の強化に向け、今秋岐阜県安八町で用地を購入し来年1月にセンターの着工を計画している。