加工食品調味料・カレー類味の素グループ 大阪で秋季提案会 関西向けに「推しだし」を

味の素グループ 大阪で秋季提案会 関西向けに「推しだし」を

味の素グループは10日、帝国ホテル大阪で「24年秋季施策提案会」を開催。近畿、中四国の得意先など約500人が集まった。

グループの新製品36品(うち味の素社10品)、リニューアル94品(同42品)を試食とともに紹介。全面リニューアルの「Cook Do KOREA!」シリーズは会場内に屋台を設け、豆腐チゲやヤンニョムを提供した。

「ほんだし」コーナーでは“推しだしメニュー”として、こんぶだしの湯豆腐、あわせだしの卵とじ重ね鍋など、大阪支社で考案したオリジナルメニューを用意。小笠原卓也支社長は「関西市場は和風だしへの関心が強く、いろいろと使い分けられている。それを踏まえ、市場にマッチした使い方を提案した」と話す。

拡大の続くインバウンド向けには、浮世絵風の絵柄を描いた味噌汁、北海道産コーンを使った商品などを並べ、POPとともに提案。このほか、買上点数アップを狙ったバンドル販売など実際の売場を意識した販促に力を入れた。

メディア向けの説明会では、グループ各社のエリアトップが一押し商品を紹介。次の通りアピールした。

【味の素・小笠原支社長】メーカーと流通の共通課題は、買上点数の減少である。グループとして需要を喚起し、点数アップにつながる取り組みを行う。今回、当社は伸長する韓国メニューの市場に向け「Cook Do KOREA!」を発売する。ブランド価値と技術を最大限に生かし、市場を盛り上げたい。

【味の素冷凍食品・金山浩志関西リテールカスタマーソリューション部長】新シリーズ「おべんとPON」で、既存の弁当商品に新しい提案を行う。縦型のトレースレスで店頭ではフェース効率の向上、家庭では冷凍庫スペースの有効活用、ごみの低減にもつながる。

【味の素AGF・山田達也大阪支社長】「ブレンディ」スティックブラックの20Pを発売する。スティックは外出先やオフィスでの需要が伸びているが、春夏はペットボトルに戻る傾向がある。新商品はお湯でも冷水でも溶けやすく、夏場も含め一年中使ってもらいたい。

【J-オイルミルズ・山野恵三大阪支社長】オリーブオイルが高騰している。「ユーロリーブ」は、エクストラバージンオリーブオイル30%とキャノーラ油70%をブレンドしたもので、今回300gを追加し手に取ってもらいやすいようにした。

【ヤマキ・長尾年晃大阪支店長】レンジ調理専用の鍋つゆ「楽チン鍋」2種類を発売。具材と水を入れて、8分で一人前の鍋ができる。洗い物の手間と時間も省ける。レンジ対応商品の市場は伸長しており、今までにない商品で鍋つゆ市場を活性化させたい。

【味の素コミュニケーションズ・永井敦美社長】店の床上スペースを有効に活用したデジフロアや、店頭回遊率のアップに向けたデジタルスタンプラリーなどにより、店頭の活性化を支援する。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。