家庭用冷凍食品 市場は復調の兆し
16年度の家庭用冷凍食品売上げは上期が前年同期比102%ほど、下期が104%前後で推移しているとみられ、通年では104%弱で着地の見込みだ。
賞味期間5年6か月 ハウス、非常食向けシチュー発売
ハウス食品は賞味期間5年6か月で温めずに食べられる非常食向けシチュー「LLヒートレスシチュー」〈温めずにおいしい野菜シチュー〉(200g入り、オープン価格)を受注生産で21日から発売する。
ヤマキの成長戦略 価値訴求を継続強化 かつお節・だし需要創造へ
ヤマキは今年、創業100周年の節目の年を迎えている。2016年度(17年3月期)を最終年度とする3か年の現中期経営計画では、構造改革とともに成長に取り組んできた。特に「割烹白だし」は3期連続の2ケタ成長を達成できる見通しだ。
ネスレ日本 栄養・健康・ウェルネス企業へ舵 17年度事業戦略
ネスレ日本の高岡浩三社長兼CEOは7日、東京のネスカフェ原宿で開催された17年事業戦略発表会で、抹茶事業に注力しネスレグループのビジョンである栄養・健康・ウェルネスのリーディング企業への第一歩を踏み出していく考えを明らかにした。
コーヒー飲料 ボリューム維持へ各社たゆまず注力 SOT缶、情緒的価値に焦点
缶コーヒーをはじめとするRTDコーヒー市場は昨年、ボリュームゾーンであるSOT缶(プルトップ式の缶)の5%程度の落ち込み分をボトル缶の20%増の伸長でカバーし全体で1、2%増のプラスと推定される。
押尾産業 口径拡大などスパウト製品多様化 佐藤正和社長に聞く
押尾産業(TEL03―3546―2261、www.oshiosangyo.co.jp)は1923年に押尾製鋼所として創業。当初から食品包装に携わり、59年に現社名に変更して今日に至っている。
大塚食品 「マイサイズ」からレトルトカレー初の機能性表示食品
大塚食品は春夏に向けてレトルト食品「マイサイズ」と栄養機能食品「しぜん食感CHiA」から新商品を投入するほか、飲料はビタミン炭酸飲料「マッチ」に注力。「マッチ」本体の訴求をより強化していくとともに、昨年新発売した「ベリーマッチ」と「マッチ セットポジション」のエクステンション2品を育成していく。
Oillio Value Up! 日清オイリオグループ 春のプレゼンテーション
日清オイリオグループは7日、都内ホテルに量販店・卸店関係者を招き、「春のプレゼンテーション」を開催した。家庭用食用油・ドレッシング、業務用食用油、加工油脂、健医食の各カテゴリーの新商品や春夏の重点施策を披露した。大阪会場と合わせ、計850人(前年比100人増)が来場した。
加州産ドライフィッグ おいしさと健康性に注目 降水に恵まれ豊作期待
人類最古の食物の一つとされているイチジク。これを乾燥させたドライフィッグは豊富な栄養を含んだ食品として、また製菓・製パンに適した素材として、現代でも世界各地で親しまれている食材だ。
〈支店長に聞く〉カゴメ執行役員名古屋支店長 高野仁氏
16年度業績が過去最高を達成したカゴメ。名古屋支店も好調な結果で着地し、今期もエリア特性を生かしたさまざまなプロモーション展開によって、支店管内の消費者の野菜摂取向上を推進する。
茅野の角寒天 厳冬期の風物詩 風土生かした伝統製法守る
独特の風土を生かした伝統的な寒天作りで知られる、長野県茅野市。特産の角寒天は毎年12~2月にかけて生産が行われ、全国に出荷される。
アイスクリーム特集 2月市況 6%増
2月の市況は6%増で着地した。暖冬だった昨年2月を上回り、冬アイスの定着、拡大が進んでいる。冬アイスでは高額ノベルティが話題になるが、「エッセル バニラ」17%増、「爽 バニラ」18%増、「パルム」10%増、「パピコ」13%増など、主力商品も好調に動き牽引車となっている。
スパイス特集 家庭用市場が堅調
スパイスの市場は引き続き堅調な動きを見せている。2016年(1~12月)の家庭用市場(小売ベース)は前年比2~3%程度の伸びで着地した。粉体タイプ、粘体タイプともに前年を上回る動きを見せた。調理は簡便化しているものの総需要は安定している。
“夏の茶碗蒸し”増える 惣菜の名脇役、光る存在感
玉子どうふ、茶碗蒸し市場がボーダーレス化している。かつては季節商材として、春夏に玉子どうふ、秋冬には茶碗蒸しと売場に並ぶ顔ぶれが違ったが、食生活の変化や量販店の販売政策により、年中店頭に出回る定番商品になった。
ローソン CVSコア層・SM代替に照準
ローソンは今春夏の重点施策として、「CVSコア層」である30~40代男性の再取り込みと、「SM代替」ニーズへの対応による主婦・シニア層の開拓を推し進める。
ハム・ソーセージ 市場は回復傾向 メーカー各社、売場活性化目指す
ハム・ソー業界は一昨年10月のWHO報道の影響も薄まり、回復基調にある。歳暮ギフトは前々年の数字までは戻っていないものの、日本ハム「美ノ国」、伊藤ハム「伝承」、丸大食品「王覇」「煌彩」など、各社主力ブランドは好調に推移した。
ごま 野菜高騰影響し前年割れ 原料相場底打ち反転か
昨年のごま輸入量は15万2千tと一昨年から2割弱減少した。ごま相場は12~14年まで上昇傾向が続き、15年をピークにやや軟化の傾向を見せた。こうしたこともあって15年は久々に18万tを上回る輸入量を記録していた。
九州即席麺 袋、カップ麺とも物量減 各社、戦略見直し図る
九州市場では昨年の熊本地震の震災特需により、4月から即席麺各社が2ケタ台と大幅な売上げ伸長となったが、5月はその反動を受けて大きくダウンした。6月から盛り返しを見せたものの、7~8月は猛暑の影響で売上げも低空飛行が続いた。
ミツカン 食酢の成長戦略 「おいしさと健康」で提案強化
Mizkanは2017年度(3~2月)の成長戦略として「おいしさと健康」をキーワードにした食酢のさらなる提案強化に取り組む。食酢市場は15年度、16年度と2年連続で拡大。特に健康イメージの強い黒酢は16年度に大きく伸長し、市場の伸びを牽引した。
ナッツ・ドライフルーツ 世界で新たな需要が拡大
多彩な用途に使える汎用性の高さとともに、そのまま食べてもおいしく、また美容や健康などの機能性でも注目を集めるナッツ・ドライフルーツ。製菓や製パンなど従来の利用法だけでなく、健康のため習慣的に食べる層を中心とした新ユーザーが世界的に拡大。