加工食品菓子湖池屋、中部エリアに初の生産拠点 「湖池屋の未来を担う重要拠点」と佐藤章社長 岐阜県食材を用いた商品開発も予定
カナエ モノマテリアルパッケージ

湖池屋、中部エリアに初の生産拠点 「湖池屋の未来を担う重要拠点」と佐藤章社長 岐阜県食材を用いた商品開発も予定

 湖池屋は、中部エリアに湖池屋として初めての生産拠点「湖池屋 中部工場」(岐阜県海津市)を新設する。

 着工予定時期は2024年9月、竣工予定時期は25年8月。

 中部工場は、関東工場(第一・第二・第三)、京都工場、シレラ富良野工場、九州阿蘇工場に続く5地域目の生産拠点となる。

 現在、中部エリアへは関東工場や京都工場からの商品輸送が求められている。中部工場の設立により、これらの商品輸送と輸送トラックが排出するCO2を削減する。

 5月14日、佐藤章社長は「湖池屋の未来を担う重要拠点として、日本の“へそ”に工場をつくる。物流量削減や生産キャパシティの大幅に加えて、新市場創造型商品の生産拠点にしていく」と語る。

 新市場創造型商品とは、間食・分食需要に対応するスナック菓子の領域を超える新商品となる。

 岐阜県にある食材を用いた商品開発も予定する。

 具体的には「知事(古田肇岐阜県知事)から飛騨牛を力強くお勧めいただいた。岐阜県の地元の方たち以外もファンが多いとお聞きし、飛騨牛を何度も食べて研究を始めたところ」という。

 ファンづくりの一環としては、九州阿蘇工場で行っている製造ライン見学とマイポテチ作り体験ができるガイド付きツアー「湖池屋GOGO!ファクトリー」の併設も計画する。

 中部エリアでの雇用創出や岐阜県・海津市と連携した地域貢献活動にも取り組む。

 製造ラインには、湖池屋として初導入の設備を組み合わせた新たなライン構成により、じゃがいもの芽や異物の混入を削減。DX化やAI技術の活用などを通じて省人化も図る。

 環境負荷軽減の取り組みとしては、太陽光パネルを導入してCO2排出量を削減。削減量は年間約300トンを見込む。

 中部工場の建設費は約100億円。敷地面積は約2万9000㎡、建築面積は約7700㎡。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。