牛乳嫌いな子どもに“牛乳仲良しの術”を授けるレモン忍者。
授けたのは、よく冷やした牛乳(150ml)にレモン果汁(大さじ2)とはちみつ(大さじ1)を加えてつくるレモンラッシー。
レモンに多く含まれるクエン酸には、カルシウムを包み込んで溶けやすい形に変える性質がある。これをキレート作用といい、この作用を取り入れたレモンラッシーを提案して、おいしく健康にミネラル摂取できることをわかりやすく伝える。
その舞台となるのは、ポッカサッポロフード&ビバレッジのレモン公式キャラクター・レモン忍者「レモンじゃ」を大きくあしらったキャラバンカー「レモンじゃカー」。
同社は、食育とレモン・レモン商品の認知拡大を目的に「レモンじゃカー」を活用したイベントを開始した。
5月16日、恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)で開催されたお披露目会で簗瀬尊弘常務執行役員マーケティング本部本部長は「レモンの価値を身近に学べる場として活用していく」と語る。
イベントのメインは、レモン忍者がレモンラッシーを“伝授する” 紙芝居風のアニメーション。放映時間は10分弱。
そのほか、レモンラッシーの試飲体験や「レモンじゃ」の着ぐるみと撮影会、オリジナルグッズの配布などが行われる。
東京・名古屋・大阪エリアの量販店やイベント会場で月2回程度の実施を予定する。
社会価値ととともに事業価値向上も図り、イベント会場となった量販店では、売場との連携にも取り組む。
同社のレモン商品売場と紙芝居風アニメの鑑賞でデジタルスタンプが1つずつ入手できる仕組みを整え、スタンプを2つ集めると景品をプレゼントする。
「食育を通じてレモンの価値を感じていただき、最終的にレモンの消費が伸びてお客様の健康につながれば嬉しい」と簗瀬氏は語る。
本谷宜久マーケティング本部ブランドマネジメント部宣伝販促グループグループリーダーも「実際に商品を手に取っていただけるきっかけになれば、すごくいい」と期待を寄せる。
イベントのメインターゲットは、小学校高学年をはじめとする子どもとその家族。
「小学校高学年は、自分で食べ物を選択する年代。その時にレモンにしっかり接触していただき、未来のお客様を開拓していきたい」と本谷氏は意欲をのぞかせる。
この日、レモンアンバサダーの杉谷拳士氏もお披露目会に参加。紙芝居風アニメを鑑賞し「小さい時から栄養について詳しく知っていたなら、今頃ドジャースで大谷選手と野球をやっていた可能性もある」と笑いを誘った。