冷凍食品とアイスクリームの90分食べ放題で多くのキャンセル待ちが出た人気企画「チン!するレストラン」が名古屋に初上陸。過去最大級の規模で4月13日にスタートした。
日本アクセスが主催する「チン!するレストラン」は、コロナ禍を機に需要が拡大・定着してきている冷凍食品のさらなる普及を狙った期間限定の食べ放題企画。22年10月の東京・秋葉原では2千組以上が駆け付け、キャンセル待ちは8千組に上った。23年6月には大阪・梅田で6千300組を集め、同12月には大阪ミナミのTSUTAYA EBISUBASHI地下1階で冷凍食品約200種と電子レンジを並べる「レンチン食堂」を出店し話題を呼んだ。
今回の「チン!するレストランinNAGOYA」は、中村区のグローバルゲート2階を会場に完全予約制で4月28日まで開催する。今期の新商品や近くの店舗で見かけなかった商品など300種以上を並べた。座席は108席で、これまで電子レンジに長い列を作る問題に対し、電子レンジ30台を用意することで対応した。
会場では地元メーカーも出品。三重県の井村屋が、年間3億本を売り上げる「あずきバー」、製法特許を取得した「やわもちアイス」シリーズなどをはじめ、24年3月に発売した「井村屋謹製たい焼き」、リニューアルした「冷凍和菓子」シリーズも展開。名古屋市に本社を置くわさび加工品メーカーの金印では、薬味のフレッシュな風味を閉じ込めた「国産冷凍薬味」シリーズ、ネット通販や一部の店舗でしか手に入らない「わさびアイスクリーム」などを用意した。
新企画の「名古屋めし」コーナーでは、みそかつ、あんかけスパゲティ、台湾まぜそばなど。レンジアップ以外の商品を提供するライブキッチンスペースもあり、各メーカーが日替わりで商品を調理し提供する。このほか時間を持て余した子どもたちに楽しんでもらうためのカプセルトイもあり、冷凍食品メーカーの非売品販促グッズが1回100円で回すことができる。
日本アクセスでは、今後の予定は決まっていないものの、多くの来場者が見込まれるイベントに手応えを感じており、担当者は「いろんな所でやっていきたい」と意気込んでいる。